9月16日、米Hewlett-Packardが香港でアジアパシフィック&日本地域向けのプレスイベント「HP “Engage. Excite. Expereience” Media summit」を開催した。今回は同社のプリンタ部門Imaging & Printing Groupと、PC部門のPersonal System Group初の合同イベントで、PCをはじめとして、これから商戦期を迎えるプリンタで数多くの新製品が登場した。すべての製品が日本で発売されるわけではないが、今後の日本市場での展開を占う意味で重要なイベントとなるのは間違いない。
中でも注目は、「HP HDX」シリーズと呼ばれるハイエンドPCが投入されたことだ。デスクトップPCが「HP HDX900 Desktop PC」シリーズ、ノートPCでは液晶ディスプレイのサイズ別に18.4型ワイドの「HDX18 Premium」、16型ワイドの「HDX16 Premium」シリーズが登場。ZEN-Designを全面的に取り入れた外観が特徴で、性能だけでなく見た目にもこだわったPCだ。また、液晶一体型PCでは25.5型ワイド液晶ディスプレイに大型化して1920×1080ドット表示に対応した「HP TouchSmart PC IQ800」シリーズが発表された。Blu-ray Discドライブや2.5インチHDDベイの「Pocket Media Drive」を内蔵したほか、オプションで壁掛け設置に対応したのも見どころだ。
一方、コンシューマー向けのインクジェットプリンタでは、5色独立の新インクプリンティングシステムを投入した。インクは顔料系のブラック、染料系でフォトブラック、マゼンタ、シアン、イエローという構成で、1.3ピコリットルと5.2ピコリットルのドロップサイズを打ち分けるデュアルドロップボリュームテクノロジーを導入することで、ライトシアン、ライトマゼンタなどのインクを使わずに4色で6色に匹敵する品質を実現したという。
なお、各製品の詳細は追って掲載する。
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