7月11日の発表会を経て、翌日から発売が行われた新型Eee PC「Eee PC 901-X」。その人気は非常に高く、早くも多くの店で売り切れているのが現状だ。今回は、運よくTSUKUMO eX.で手に入れた(原稿執筆時は、オンラインショップでファインエボニーの在庫が残っていた)Eee PC 901-Xを使って、ワンセグや地上デジタル放送がどれだけ楽しめるのかをチェックした
なお、製品の使い勝手などの詳細記事は下記を参照してほしい。
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現在、日本で注目されている主な低価格ミニノートPCは、新型Eee PCと同じAtom N270(1.6GHz)搭載のMSI「Wind Notebook U100」および8月中旬に発売予定の日本エイサー「Aspire one」、そしてCPUにVIA C7-M ULV 1.6GHz/1.2GHzを採用した日本ヒューレット・パッカードの「HP 2133 Mini-Note PC」がある。後者はAtom搭載PCより先んじて市場に投入されたが、性能面では後発のAtom搭載PCがリードする。HP 2133 Mini-Note PCではワンセグ放送の受信がやっとで、地上デジタル放送は再生すらできなかったが、ダビング10の検証記事でWind Notebook U100を使ったところ、モードによってはスムーズに地上デジタル放送を楽しめた。同じCPUを備えた新型Eee PCではどうなのだろうか。
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まずはロジテックの「DIALIVE Wセグ LDT-1S301U」と「DIALIVE 1セグ ステーション LDT-1S30X4U」を使った。前者は2基のアンテナを内蔵したUSBワンセグチューナーで、後者は前者を2基追加することで、最大4番組の同時視聴/録画が行えるワンセグチューナーだ。各製品の特徴や性能はこちらの記事を参照してもらうとして、早速Eee PCで視聴しよう。
付属のアンテナを使ってワンセグ視聴/録画ソフトウェアの「らくデジビュー」を立ち上げたが、CPU使用率は1番組で20〜30%、2番組同時で30〜40%、3番組同時で60〜70%台となり、音声も途切れることなく視聴できた。さすがに4番組同時視聴時はCPU使用率が90%台後半になって表示が多少がたつくものの、4番組とも問題なく音声が流れて番組を楽しめた。HP 2133では1番組視聴がやっとであったことを考えると、Atom N270を搭載した新型Eee PCやWind Notebook U100のポテンシャルの高さが分かる。
次のページでは、地上デジタル放送の受信を試してみよう。
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