“エンコ職人”必見の自作PC向け「SpursEngine」搭載カードがまもなく登場:CEATEC JAPAN 2008

» 2008年10月03日 14時50分 公開
[後藤治,ITmedia]

東芝が投入するNetbook「NB100」をタッチ&トライ

 CEATEC JAPAN 2008に出展中の東芝は、「デジタルネットワークステージ」(1〜5ホール)と「電子部品・デバイス&装置ステージ」(5〜8ホール)の両方にブースをかまえている。CEATECの主役はやはり1〜3ホールに集中する大型テレビ群だが、その中で東芝は話題のNetbook「NB100」をはじめ、Qosmio/dynabookブランドの製品にも大きくスペースを割き、PC関連の展示にも力を入れている。2008年秋冬モデルのラインアップをほぼ網羅する内容で、同社ノートPC製品の特徴を知るにはいい機会だろう。実際、多くの来場者がNB100を手に取ってキーボードの打ち心地を試したり、SpursEngineを搭載したQosmioの画質などを確かめていた。

東芝ブースには全部で6台のNB100が展示されており、そのうち4台は実際に触ることができる。なお、NB100はモバイルコンピューティングPLAZAにもあるので、ほかのNetbookと比べてみたい人はそちらがおすすめ

Qosmioシリーズの展示では、SpursEngineによるアップコンバートや、Webカメラを使ったハンドジェスチャーのデモを体験できる

10月1日に発表されたばかりの新シリーズ「dynabook NX」(写真=左)。東芝の主力ノートPC「dynabook TX」や「dynabook AX」も展示されている(写真=中央)。Montevina SFFプラットフォームにSSDを採用したモバイルPC「dynabook SS RX2」(写真=右)

自作ユーザー向けの「SpursEngine」、発売時期と価格は?

SpursEngine(SE1000)を搭載した東芝のリファレンスボード

 電子部品関連のブース(8K15)には、SSDやSpursEngine、SCiB(Super Charge ion Battery)などが展示されており、PC USERの読者にとっても見どころの多い内容となっている。特に注目は、台湾Leadtek Research(以下、リードテック)の「WinFast PxVC1100」と、トムソン・カノープスが参考出品していたSpursEngine搭載カードだ。

 東芝のフラッグシップノートPCにも搭載されているSpursEngineは、SPE(Synergistic Processor Element)4基とMPEG-2/MPEG4-AVC/H.264のハードウェアエンコーダ/デコーダを1パッケージにしたチップで、映像処理を高速に行えるのが特徴。SpursEngineを搭載するQosmioには、ハイビジョン放送をH.264にリアルタイム圧縮したり、DVDタイトルの映像をフルHD解像度にアップコンバートする機能などが搭載されている。リードテックはロープロファイルサイズのWinFast PxVC1100をキューブ型PCに組み込み、フルHDの非圧縮AVIをH.264(16Mbps)にエンコードするデモを行っていた。WindowsタスクマネージャでCPU使用率を見ると、非常に重い処理をしているにも関わらず20〜30%にとどまっており、音声処理以外の負荷がかかっていないのが分かる。なお、WinFast PxVC1100は10月末に発売予定で、価格は3万円前後になる見込みだという。

WinFast PxVC1100は、68.91(幅)×167.64(奥行き)×14.7(高さ)ミリのロープロファイルサイズだ。PCI Express×1に対応し、128MバイトのXDR DRAMを搭載する。会場ではキューブケースに入れてデモをしていた。

 一方、トムソン・カノープスもSpursEngine搭載カードを使ってMPEG-2 TSをH.264に変換するデモを行っており、「実時間の半分くらいでいけますね。環境にもよりますがソフトウェア処理に比べて5〜10倍くらい速い。エンコ職人に最適でしょう」(説明員)と語っていた。ちなみにリードテックはSpursEngine対応ソフトとしてDVD MovieWriterをバンドルしているが、カノープスは自社のEDIUSシリーズをバンドルする予定。このため価格は「だいたい4〜5万くらいになると思います。ソフト込みで」とやや高くなりそうだ。出荷開始は11月末から年内を目標にしているという。

カノープスの試作機は、リードテックのようなロープロファイルではなく、通常のカードサイズ(写真=左/最下段)。なお、説明員によればCanopus HQ Codecを使っても実時間と同程度でエンコードできるという

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