店頭モデルで初のSSDを採用した富士通謹製モバイルノートPC――「FMV-BIBLO LOOX R」 2009年PC春モデル

» 2008年12月15日 11時00分 公開
[ITmedia]

128GバイトのSSD搭載モデルを店頭向けに初めて投入

128GバイトのSSDを搭載した「FMV-BIBLO LOOX R/C70」。外観は「R/C50」と共通だ

 富士通の2スピンドルモバイルPC「FMV-BIBLO LOOX R」シリーズの2009年春モデルは、従来の2モデルという構成はそのままに、ストレージの強化が主なマイナーバージョンアップが行われた。ラインアップは、Windows XP Professionalへのダウングレード用リカバリディスクが付属したWindows Vista Business (SP1)採用の上位機「R/C70」と、Windows Vista Home Premium (SP1)の下位機「R/C50」で、いずれも12月19日に発売される。予想実売価格は前者が28万円前後、後者が23万円強の見込みだ

 具体的な変更点は、R/C70のストレージに店頭モデルでは初めて容量128GバイトのSSDを、R/C50では容量320Gバイトの2.5インチHDD(5400rpm)を搭載する。それにともない、バッテリー駆動時間がR/C70は約8.2時間、R/C50は約8時間に延び、重量はR/C70が約1.27キロ(従来は約1.3キロ)、R/C50が約1.3キロとなった。

 そのほかの仕様は従来機を引き継いでおり、CPUは超低電圧版Core 2 Duo SU9300(1.2GHz)、チップセットにIntel GMA 4500MHDグラフィックスコア内蔵のIntel GS45 Express、メインメモリがPC3-6400 DDR3 SDRAMの2Gバイト(1Gバイト×2)となる。1280×800ドット表示対応の12.1型ワイド液晶ディスプレイ(高輝度・低反射スーパーファイン液晶)や、DVD±R DL対応のDVDスーパーマルチドライブ、ジェスチャー機能付きのタッチパッド、Office Personal 2007 with PowerPoint 2007(SP1)のプリインストールも同様だ。

 ネットワーク機能は2モデルとも1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T対応の有線LAN、FAXモデムを装備し、R/C70はIEEE802.11a/b/g/n(11nはドラフト2.0準拠)の無線LAN機能とBluetooth 2.1+EDR、R/C50はIEEE802.11b/g/n(11nはドラフト2.0準拠)の無線LAN機能を装備する。

 なお、直販のWEB MARTでは液晶ディスプレイ天面のカラーバリエーションが選べ、店頭向けモデルのグロスブラックのほか、クリムゾン、ピンクゴールド、ターコイズブルー、ジャパンブルーが用意されている。そのほか、ノングレア液晶や4Gバイトメモリ、無線WAN(NTTドコモのFOMA HIGH-SPEEDに対応)、光学ドライブやFAXモデム、オフィススイートの有無などを選択することも可能だ。

店頭向けモデルの「グロスブラック」
直販のWEB MART専用カラー「クリムゾン」
直販のWEB MART専用カラー「ピンクゴールド」

直販のWEB MART専用カラー「ターコイズブルー」
直販のWEB MART専用カラー「ジャパンブルー」
WEB MARTでのみ用意される無線WANを選択すると、液晶ディスプレイのフレーム上部が太くなる

FMV-BIBLO LOOX Rの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
FMV-BIBLO LOOX R R/C70 1スピンドル SSD採用 Core 2 Duo SU9300(1.2GHz) 2048MB(DDR3) SSD 128GB Business(SP1) 28万円前後
R/C50 2スピンドル マイナーチェンジ Core 2 Duo SU9300(1.2GHz) 2048MB(DDR3) 320GB Home Premium(SP1) 23万円強
FMV-BIBLOの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV機能 重量
FMV-BIBLO LOOX R R/C70 12.1型ワイド 1280×800 Intel GS45 2層対応DVDスーパーマルチ チップセット内蔵 約1.27キロ
R/C50 12.1型ワイド 1280×800 Intel GS45 2層対応DVDスーパーマルチ チップセット内蔵 約1.3キロ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月22日 更新
  1. 「こりゃ買えないわ」の声――ついに30万円突破の128GB DDR5メモリも (2025年12月20日)
  2. 3COINSで1万6500円の「10.1インチ タブレット」を試す 雑に扱える手軽さで、子供や大人の2台目に検討の価値アリ (2025年12月20日)
  3. 香港と深センのPC向けメモリ/ストレージ価格はどうなっている? 日本の状況と比べてみた (2025年12月19日)
  4. Kindle本の一部がEPUBまたはPDF形式のダウンロードに対応/MicrosoftがWindowsライセンスの電話認証を終了 (2025年12月21日)
  5. Thunderboltがあればメイン環境を持ち歩ける? 「ThinkPad P14s Gen 6 AMD」と外付けGPUユニットを試してみた (2025年12月19日)
  6. ナカバヤシ、小型トラックボールを内蔵した薄型ワイヤレスキーボード (2025年12月19日)
  7. PC版「ホグワーツ・レガシー」の無料配布が間もなく終了 累計販売4000万本突破、“ハリポタ”舞台のオープンワールド・アクションRPG (2025年12月18日)
  8. スマートホーム“ガチ勢”向け「SwitchBot AIハブ」を試す 映像内の“出来事”をトリガーに家電操作できるAIカメラ実現 (2025年12月15日)
  9. Steamで2025年最後の安売り「ウインターセール」開催中! 恒例の「Steamアワード」も投票開始 (2025年12月19日)
  10. メモリは64GBキットを断念する空気感――128GBは何と20万円前後に (2025年12月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー