Montevina SFF搭載で一歩先ゆくモバイルノート――「FMV-BIBLO LOOX R」:2008年PC秋冬モデル

» 2008年08月20日 10時00分 公開
[ITmedia]

他社に先駆けてMontevina SFFを採用

店頭向けの2モデルは同じ外観だ

 2008年春商戦で登場し、3回目のモデルチェンジを迎えた「FMV-BIBLO LOOX R」は、店頭販売向けに夏商戦より1モデル少ない2モデルを用意。OSにWindows Vista Business (SP1)を採用した上位機「R/B70」と、Windows Vista Home Premium (SP1)の下位機「R/B50」を8月22日に発売する。価格はオープンで、予想実売価格はR/B70が26万円強、R/B50が24万円前後だ。

 R/B70にはWindows XP Professionalへのダウングレード用リカバリディスクも付属する。オフィススイートは、いずれもOffice Personal 2007 with PowerPoint 2007(SP1)がプリインストールされ、今回はオフィススイートが付属しないモデルが省かれている。

 従来のFMV-BIBLO LOOX Rは、通常のCore 2 DuoとIntel 965 Expressチップセットに比べてサイズが小さなスモールフォームファクタの低電圧版Core 2 Duo SL7100(1.2GHz)とIntel GS965 Expressチップセットを搭載しているのが大きな特徴だったが、秋冬モデルはこれを世代交代。CPUに45ナノプロセスルールで製造される超低電圧版Core 2 Duo SU9300(1.2GHz)、チップセットにIntel GMA 4500MHDグラフィックスコア内蔵のIntel GS45 Expressを採用した。Montevina SFFの開発コード名で知られるインテルの最新低電圧版プラットフォームを採用した形だ。

 そのほか、2モデルとも2Gバイト(1Gバイト×2)のメインメモリがPC3-6400 DDR3 SDRAMに、HDD容量が従来の120Gバイトから250Gバイトに強化され、ジェスチャー機能付きのタッチパッドを新たに採用。下位モデルがIEEE802.11n(ドラフト2.0)の無線LAN機能を利用可能になった一方、Bluetooth機能を省くといった変更がなされた。1280×800ドット表示の12.1型ワイド液晶ディスプレイ(高輝度・低反射スーパーファイン液晶)や、DVD±R DL対応のDVDスーパーマルチに変更はない。

12.1型ワイド液晶ディスプレイやキーピッチ約18ミリ、キーストローク約2ミリのキーボードは健在だ

 タッチパッドのジェスチャー機能は、パッド上を円を描くようになぞると上下/左右にスクロールできる「カイラルモーション」、2本の指をパッド上でつまんだり開いたりすることで画像やウィンドウの拡大/縮小が可能な「ピンチ」、パッド上で指をすばやくスライドさせると指を離してからもポインタがしばらく移動する「モーメンタム」といった動作に対応する(利用するには設定が必要)。

 ネットワーク機能は2モデルとも1000BASE-Tの有線LAN、FAXモデムを装備。R/B70はIEEE802.11a/b/g/n(11nはドラフト2.0)の無線LAN機能とBluetooth 2.1+EDR、R/B50はIEEE802.11b/g/n(11nはドラフト2.0)の無線LAN機能を備えている。

 インタフェースは、TypeII×1のPCカードスロットとSDメモリーカードスロット(SDHC対応)のほか、USB 2.0×3、4ピンのIEEE1394×1、アナログRGB出力、ヘッドフォン、マイクの端子を用意。スクロール対応の指紋センサも搭載している。

前面に無線通信のスイッチとSDHC対応SDメモリーカードスロットを配置(写真=左)。背面にはバッテリーと通風口が配置されている(写真=右)

左側面にACアダプタ用のDC入力、アナログRGB出力、1000BASE-Tの有線LAN、2基のUSB 2.0、4ピンのIEEE1394、マイク/ライン入力兼用、ヘッドフォン/ライン出力兼用の端子が所狭しと並ぶ(写真=左)。右側面には、DVDスーパーマルチドライブと、TypeII×1のPCカードスロット、1基のUSB 2.0、FAXモデムの端子を備えている(写真=右)

 ボディのデザインに変更はない。本体サイズは274〜280(幅)×207(奥行き)×27.3〜37.4(高さ)ミリとまったく変わらず、付属のバッテリーパックL(7.2ボルト 8700mAh)装着時の重量は約1.3キロ、オプションの軽量バッテリー(7.2ボルト 5800mAh)装着時の重量は約1.21キロとそれぞれ100グラム増えただけだ。

 バッテリーパックLの駆動時間はR/B70が約10.6時間、R/B50が約11時間で、軽量バッテリーの駆動時間はR/B70が約7時間、R/B50が約7.3時間をうたう。前モデルと比較して、最大で約30分ほど駆動時間が延びている。

 なお、富士通直販のWEB MARTモデルでは、計8パターンの天板を用意。夏モデルから継続のグロスブラック(店頭向けモデルと共通カラー)、クリムゾン、ピンクゴールド、ターコイズブルーの4色に、ジャパンブルー、キュービックパターン(ホワイト)、グラデーション(クリムゾン)、グラデーション(ジャパンブルー)を追加した。夏モデルで選択できたマルチストライプやミニチュアダックスは省かれている。

 WEB MARTモデルでは、ノングレア液晶や4Gバイトメモリ、最大320GバイトのHDD、64Gバイト/128GバイトSSD、無線WAN(NTTドコモのFOMA HIGH-SPEEDに対応)、光学ドライブやFAXモデムの有無などを選択することも可能だ。

左から、グロスブラック、クリムゾン、ピンクゴールド

左から、ターコイズブルー、ジャパンブルー、キュービックパターン(ホワイト)

左から、グラデーション(クリムゾン)、グラデーション(ジャパンブルー)、無線WANモデルの外観。無線WANを搭載すると液晶ディスプレイのフレーム上部が太くなる

FMV-BIBLO LOOX R店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
FMV-BIBLO LOOX R R/B70 2スピンドル プラットフォーム変更 Core 2 Duo SU9300(1.2GHz) 2048MB 250GB Business (SP1) 26万円強
R/B50 2スピンドル プラットフォーム変更 Core 2 Duo SU9300(1.2GHz) 2048MB 250GB Home Premium (SP1) 24万円前後
FMV-BIBLO LOOX R店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV機能 重量
FMV-BIBLO LOOX R R/B70 12.1型ワイド 1280×800 Intel GS45 2層対応DVDスーパーマルチ チップセット内蔵 − 約1.21キロ
R/B50 12.1型ワイド 1280×800 Intel GS45 2層対応DVDスーパーマルチ チップセット内蔵 − 約1.21キロ

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