富士通は9月3日、リビングPC「FMV-TEO」の秋冬モデルを発表した。2007年春モデルで登場してから、今回で3回目の世代交代を迎える。秋冬モデルは、前回から1モデルが追加され、3モデル展開となった。3モデルとも9月6日より発売される予定だ。価格はオープン、実売予想価格は、上位モデルの「TEO90X/D」が26万円強、中堅モデルの「TEO70X/D」が18万円前後、下位モデルの「TEO50X」が13万円前後となっている。
TEO90X/Dはシリーズ初のBlu-ray Discドライブを採用。ドライブはスロットイン式で、1層のBD-R/REに最大2倍速、2層のBD-R/REに最大1倍速で書き込むことが可能だ。また、Blu-ray Discのハイビジョン映像を高品位で再生できるようにMPEG-4 AVC/H.264のデコードカードを装着している。
Blu-ray Discドライブの搭載により、録画したデジタル放送をHD映像のままBlu-ray Discにムーブ/ダビングしたり、Blu-ray Discに録画したデジタル放送の映像を付属ソフトの「BD-MovieAlbum」で簡易編集できるようになった。そのほか、AVCHDカメラで撮影した映像を簡易編集できるソフト「HD Writer」も付属する。
基本スペックは、CPUがCore 2 Duo T5500(1.66GHz)、メモリが2Gバイト(PC2-5300 1Gバイト×2)、HDDが500Gバイトだ。チップセットはグラフィックス機能内蔵のATI Radeon Xpress 1250を採用。3波対応のデジタルTVチューナーを内蔵している。
TEO70X/Dは、TEO90X/DのBlu-ray DiscドライブをDVDスーパーマルチドライブに変更し、メモリを1Gバイト(PC2-5300 512Mバイト×2)に抑え、BD-MovieAlbumやHD Writerといったソフトを省いたモデル。ただし、TEO90X/DにはないIEEE802.11g/bの無線LAN機能を標準装備している。
TEO50Xは、TEO70X/DからHDD容量を160Gバイトに変更し、3波対応のデジタルTVチューナーとFAXモデムカードを省いたエントリーモデル。こちらは1Gバイトのメモリが1枚のモジュールで搭載されている。
3モデルともボディカラーを従来のホワイトとブラックから、シルバーとブラックに変更したほか、1360×768ドットの映像出力に対応したことで、一般的な液晶TV(1366×768ドット表示パネル)で使いやすくした。ビエラリンク対応ビエラやAQUOSなど一部のTVと組み合わせて利用する場合、TVの電源オフに連動してFMV-TEOの電源もオフにできる「一斉電源オフ」機能も追加された。
FMV-TEO店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
FMV-TEO | TEO90X/D | セパレート型 | 追加モデル | Core 2 Duo T5500(1.66GHz) | 2048MB | 500GB | Home Premium | 26万円強 |
TEO70X/D | セパレート型 | カラー変更 | Core 2 Duo T5500(1.66GHz) | 1024MB | 500GB | Home Premium | 18万円前後 | |
TEO50X | セパレート型 | カラー変更 | Core 2 Duo T5500(1.66GHz) | 1024MB | 160GB | Home Premium | 13万円前後 | |
FMV-TEO店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
FMV-TEO | TEO90X/D | − | − | ATI Radeon Xpress 1250 | BD-R/RE対応Blu-ray Disc | チップセット内蔵 | 3波デジタル | 約6.4キロ |
TEO70X/D | − | − | ATI Radeon Xpress 1250 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | 3波デジタル | 約6.4キロ | |
TEO50X | − | − | ATI Radeon Xpress 1250 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約6.4キロ | |
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