富士通のセパレート型デスクトップPC「FMV-DESKPOWER CE」シリーズは、3モデル構成だった夏からラインアップを縮小し、「CE50X9」と「CE40X9」の2モデル展開となる。価格は前者が20万円前後、後者が17万円台前半。両モデルともに9月6日より発売される。
秋冬モデルの見どころは、従来17インチスクエアパネルで統一されていた付属ディスプレイが19インチのワイドサイズへ一回り大きくなった点。縦の表示領域は減少したが(17インチ/1280×1024ドット→19インチ/1440×900ドット)、Windows Vistaのサイドバーなどと相性のいい横長の表示になった。なお、液晶はスピーカー内蔵タイプで、パネルは高色純度・高速応答・高解像度のスーパーファインVX液晶となっている。
このほか基本スペックでも、上位モデルのCPUが、Core 2 Duo E4300(1.8GHz)からCore 2 Duo E4400(2.0GHz)に、下位モデルがSempron 3400+(1.8GHz)からSempron 3600+(2.0GHz)に若干クロックを上げたほか、メインメモリの構成が1Gバイトのモジュールで提供され、メモリ増設用のスロットが1つ空きになるなど、細かい変更が見られる。また、Suica/PASMO/Edyなどが利用できる外付けのFeliCaポートを付属したのもトピックだ。
インタフェースは、上位モデルのCE50X9のみ、前面にメモリーカードスロット(SD/xD/MS Pro)やPCカードスロットを搭載。また、ケース内部にPCI Express x16×1とPCI×1を備えている。本体サイズと重量は、CE50X9が89(幅)×368(奥行き)×340(高さ)ミリ/約8.5キロ、CE40X9が89(幅)×338(奥行き)×332(高さ)ミリ/約7.4キロ(いずれも設置台を含まず)。
主な仕様は以下の通り。
FMV-DESKPOWER CEの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売価格 |
FMV-DESKPOWER CE | CE50X9 | セパレート | マイナーチェンジ | Core 2 Duo E4400(2.0GHz) | 1Gバイト | 320GB | Windows Vista Home Premium | 20万円前後 |
CE40X9 | セパレート | マイナーチェンジ | Sempron 3600+(2.0GHz) | 1Gバイト | 320GB | Windows Vista Home Premium | 17万円台前半 | |
FMV-DESKPOWER CEの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 本体重量 |
FMV-DESKPOWER CE | CE50X9 | 19インチワイド | 1440×900 | Intel G965 Express | DVDスーパーマルチ(±R DL) | チップセット内蔵 | - | 約8.5キロ(設置台を除く) |
CE40X9 | 19インチワイド | 1440×900 | ATI RADEON XPRESS 1150 | DVDスーパーマルチ(±R DL) | チップセット内蔵 | - | 約7.4キロ(設置台を除く) | |
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