富士通は、FMV-DESKPOWER CEシリーズの夏モデルを4月20日に発売する。ラインアップは春と同じく上位2モデル「CE70W7/D」「CE50W7」と、最下位モデルの「CE40W7」で本体ケースを使い分けた3モデル構成だ。ただし20.1インチワイド液晶ディスプレイをセットにしたモデルが姿は消し、付属の液晶ディスプレイはすべて17インチスクエアで統一された。実売予想価格は、CE70W7/Dが24万円強、CE50W7が21万円前後、CE40W7が17万円前後。
夏モデルの見どころは、主に基本スペックの向上が中心となる。まず、上位2モデルがCore 2 Duo E4300(1.8GHz)とIntel G965 Expressベースのシステムに刷新され、Pentium 4とRadeon Xpress 200を組み合わせた旧システムから世代交代を果たした。加えてHDD容量も300Gバイトから320Gバイトに微増している。
いずれも本体ケースは春モデルを踏襲しており、前面にダイレクトメモリースロット(SDメモリーカード/xDピクチャーカード/メモリースティックPro)やPCカードスロット、2基のUSB 2.0、IEEE1394などを搭載。また、筐体内部にPCIスロットを2基備える点も同様だ。
その一方で、最上位モデルの付属ディスプレイが20.1インチワイドから17インチスクエアになり、ワイドパネルが選択肢からなくなっている。このため、CE70W7/DとCE50W7の差別化は、3波デジタルTVチューナーとIEEE802.11g/bの無線LAN機能の有無だけとなった。実際、春モデルは6万円あった価格差は3万円程度まで縮まっている。本体サイズは89(幅)×368(奥行き)×340(高さ)ミリ、重さ約8.5キロ(設置台含まず)。
最下位モデルのCE40W7は、アーキテクチャの変更こそなかったものの、動作クロックが向上したSempron 3400+(1.8GHz)を採用し、メモリ容量も1Gバイト(PC2-5300モジュール×2)のデュアルチャンネル構成になっている。加えてHDD容量も上位2モデルと同じく300Gバイトから320Gバイトに増加した。搭載OSが春のHome BasicからHome Premiumに変更したことを受けて、基本スペックを引き上げた形だ。なお、液晶ディスプレイはスーパーファインVX液晶だが、こちらはスピーカーを内蔵しない狭額縁タイプとなる。設置台を含まない本体サイズは89(幅)×338(奥行き)×332(高さ)ミリ、重さ約7.4キロ。
なお、直販のWEB MARTでは、オリジナルのフロントパネル(サニーオレンジ、金魚)が用意されている。
FMV-DESKPOWER CEの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
FMV-DESKPOWER CE | CE70W7/D | セパレート型 | アーキテクチャ変更 | Core 2 Duo E4300(1.8GHz) | 1024MB | 320GB | Home Premium | 24万円強 |
CE50W7 | セパレート型 | アーキテクチャ変更 | Core 2 Duo E4300(1.8GHz) | 1024MB | 320GB | Home Premium | 21万円前後 | |
CE40W7 | セパレート型 | マイナーチェンジ | Sempron 3400+(1.8GHz) | 1024MB | 320GB | Home Premium | 17万円前後 | |
FMV-DESKPOWER CEの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
FMV-DESKPOWER CE | CE70W7/D | 17インチ | 1280×1024 | Intel G965 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | 3波デジタル/地アナ | 約8.5キロ |
CE50W7 | 17インチ | 1280×1024 | Intel G965 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約8.5キロ | |
CE40W7 | 17インチ | 1280×1024 | ATI Radeon Xpress 1150 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約7.4キロ | |
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