Santa Rosa化でハイエンド仕様を追求――「FMV-BIBLO NX」2007年PC秋冬モデル

» 2007年09月03日 14時55分 公開
[ITmedia]

 富士通は「FMV-BIBLO NX」の2007年秋冬モデルを9月21日より発売する。ラインアップは従来と同じ2モデルだが、Celeron M搭載の下位モデルを排し、ハイスペックシリーズとしての性格を強めた。同時に下位モデルはデジタルTVチューナーを省くことで、コストパフォーマンスに配慮している。価格はオープン、実売予想価格は上位モデルの「NX95X/D」が42万円前後、下位モデルの「NX90X」が23万円強だ。OSはVista Home Premiumを採用する。

左から、NX95X/D、NX90X

液晶ディスプレイやテンキー付きキーボードは従来機と変わらない(写真はNX95X/D)

 2モデル共通の特徴は、アーキテクチャがSanta Rosa世代に移行したことだ。いずれもFSB 800MHz対応のCore 2 Duo、Intel PM965チップセット、1GバイトのIntel Turbo Memoryを搭載している。

 テンキー付きキーボードを装備したボディのデザインに変更はない。本体サイズは403(幅)×295(奥行き)×45.5(高さ)ミリ、重量はNX95X/Dが約4.9キロ、NX90Xが約4.7キロだ。液晶ディスプレイは従来と同様、1440×900ドット表示に対応した17インチワイド光沢パネルを採用する。いずれも、メインメモリの容量は1Gバイト(PC2-5300)、有線LANは1000BASE-T準拠だ。

 NX95X/Dは、CPUがCore 2 Duo T7500(2.2GHz)、HDDが320Gバイト(160Gバイト×2)、グラフィックスチップがATI Mobility Radeon HD 2600といったスペック。市販のBD-Videoタイトルが再生可能なBlu-ray Discドライブや、地上デジタル/アナログTVチューナー、IEEE802.11nドラフト準拠の無線LAN機能を備えている。また、音声をFM電波で送信できるFMトランスミッターも搭載する。

 NX90Xは、CPUがCore 2 Duo T7250(2.0GHz)、HDDが120Gバイト、グラフィックスチップがATI Mobility Radeon HD 2400、光学ドライブがDVDスーパーマルチだ。こちらはTVチューナーやFMトランスミッターがなく、無線LANがIEEE802.11a/g/b準拠になる。

FMV-BIBLO NX店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
FMV-BIBLO NX NX95X/D 2スピンドル アーキテクチャ変更 Core 2 Duo T7500(2.2GHz) 1024MB 320GB Home Premium 42万円前後
NX90X 2スピンドル アーキテクチャ変更 Core 2 Duo T7250(2.0GHz) 1024MB 120GB Home Premium 23万円強
FMV-BIBLO NX店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV機能 重量
FMV-BIBLO NX NX95X/D 17インチワイド 1440×900 Intel PM965 BD-R/RE対応Blu-ray Disc ATI Mobility Radeon HD2600(256MB) 地デジ/地アナ 約4.9キロ
NX90X 17インチワイド 1440×900 Intel PM965 2層対応DVDスーパーマルチ ATI Mobility Radeon HD2400(128MB) 約4.7キロ

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