待望のワイド化、Santa Rosaノートの出来は?――写真で解説する「FMV-BIBLO MG70W/V」2007年夏 Vista搭載PC特集

» 2007年04月17日 12時32分 公開
[前橋豪,ITmedia]

 2007年夏モデルのFMV-BIBLO MGは、市場のニーズに応えて液晶パネルをワイド化しつつ、薄型LEDバックライトや9.5ミリ厚DVDスーパーマルチドライブなどの採用により、ボディの薄型化と軽量化を実現した。とくに上位2モデルの「MG70W/V」と「MG70W」は、現状で非公表とされている最新のCore 2 Duoとインテルの最新チップセットを装備しているのがポイント。Santa Rosaこと、次期Centrino Duo搭載機と予想される。ここでは、ワンセグチューナーとBluetooth 2.0+EDRを備えたシリーズ最上位モデルのG70W/Vを写真で解説しよう。

1280×800ドット(WXGA)対応の13.3インチ液晶ディスプレイを搭載(写真=左)。画面が従来のスクエアからワイドになったことで、Windowsサイドバーを表示しても作業領域が狭苦しい印象はない。グレアパネルを採用している。キーボードは、キーピッチが約19ミリ、キーストロークが約3ミリと余裕のある設計で、カーソルキーが一段下がっているのをはじめ、キー配列に無理がないので入力しやすい(写真=中央)。最上段のキーも縦が13ミリ、横が15ミリと十分なサイズを確保している。スクロール機能付きの指紋センサーを間に挟んだクリックボタンとタッチパッドは、FMV-BIBLOではおなじみのものだ。キーボードの上部には、DVD/CDコントロール兼用となるプログラマブルボタンとSupportボタンが並ぶ(写真=右)。Modeボタンを押すことで、プログラム起動機能とDVD/CDコントロール機能を切り替えることが可能だ

前面には、4ピンのIEEE1394、ヘッドフォンアンテナ端子と共用のヘッドフォン/ライン出力、マイク/ライン入力、専用ミニジャックのS-Video出力、無線LANスイッチを用意(写真=左)。S-Video出力を利用するには、オプションの変換ケーブルが必要だ。液晶ディスプレイはラッチで固定する。背面はバッテリーで占有されている(写真=右)

左側面には有線LAN、DC入力、アナログRGB出力、排気口、PCカードスロットTypeII×1、SDメモリーカード(SDHC対応)/メモリースティックPro/xDピクチャーカード共用のカードスロットを備えている(写真=左)。右側面には3つのUSB 2.0、FAXモデム、9.5ミリ厚のDVD±R DL対応DVDスーパーマルチドライブを配置(写真=右)。Express Cardスロットは搭載していない。ACアダプターとFAXモデムを接続する場合、ほかのケーブルと干渉しがちなので注意が必要だ。このほか、ネットワーク機能はIEEE802.11a/g/bの無線LANとBluetooth 2.0+EDRを備えている。

本体サイズは314(幅)×234(奥行き)×22.4〜31.5(高さ)ミリ、重量はDVDスーパーマルチドライブ装着時で約1.71キロ。13.3インチスクエア液晶ディスプレイを搭載した下位モデル「MG50W」の上に重ねて、側面(写真=左)と前面(写真=右)を見比べてみた。ワイド液晶を採用したことで横幅は19ミリ延びたが、奥行きは4.5ミリ、高さは最厚部で1.5ミリ短くなっている。重量はMG70W/Vのほうが約180グラム軽い

DVDスーパーマルチドライブは着脱可能で、用途に応じて付属のベイカバーやオプションの増設バッテリーが装着できる「モバイルマルチベイ」を採用する(写真=左)。ワンセグチューナーを内蔵しており、前面に付属のヘッドフォンアンテナやRF変換ケーブルを接続して受信状況を改善することができる(写真=中央)。RF変換ケーブルは2方向に分かれ、ヘッドフォン/ライン出力が可能になっている。ワンセグのアンテナは液晶ディスプレイの天板に内蔵されている(写真=右)

ACアダプターは、実測値でのサイズが55(幅)×140(奥行き)×29(高さ)ミリ、ケーブル込みの重量は約373グラムだった(写真=左)。10.8ボルト 5800mAhのリチウムイオンバッテリー(6セル)を採用している。背面のネジを2本外せば、メモリスロットにアクセスできるが、初期状態で2つのスロットは埋まっている(写真=中央)。さらに背面のネジを複数外してカバーを開けることで、HDDにもアクセスできる。パームレストにはカラフルなインジケータが並ぶ(写真=右)

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