アキバ電気街は年末年始も休まないのが通例となった。ただし、12月31日はほとんどのショップが営業するものの、18〜19時の閉店となるため夜遅くの来店はあきらめたほうがいい。なお、電気街に系列店を持つショップや、九十九電機系列店は休業となる。最も休業が多いのは1月1日だが、ドスパラ秋葉原本店やフェイス本店、ソフマップリユース総合館、クレバリー1号店、ツートップ秋葉原本店など、電気街の主要店舗の多くは店を開く予定だ。
年末年始キャンペーンに力を入れるショップは多く、ソフマップ系列店は「円高差益還元!」と銘打って日替わり特価を予定。T-ZONE.PC DIY SHOPは1.5TバイトHDD「ST-31500341AS」を1万1800円で1月4日まで販売するなど、見どころが多い。
恒例の福袋ももちろん予定されている。パソコンショップ・アークは1月3日の年初営業から「パンドラの箱」を販売。TSUKUMO eX.も1月3日からメディア福袋を並べる予定があるほか、フェイス本店も「まだ具体的に決まっていませんが、福袋をやるかもしれません」と語っていた。なお、クレバリー恒例の「不幸袋」は1号店にて、1月1日から販売される。
ちなみに、今回の年末年始セールは「若干落ち着いている」と見る人が少なからずいる様子だ。あるベテラン店員さんは「1〜2年前にちょっとはしゃぎすぎたのと、今年は九十九電機が不調ということもあり、キャンペーンの独自性は低めですね。ただ、Core i7関連パーツが12月までに出そろった感があり、通常の電気街としての価値は底上げされていると思われます。通常時との差は少なめですが、絶対値でみたら正月にアキバに来る価値はきっと高いです」と、冷静に分析しながらも最後は持ち上げて、コメントを締めた。
なお、“スーファミPC”の作者として知られるT-ZONE.PC DIY SHOPの森田氏は、年末に向けてEee PCの改造マシンを完成させた。「Eee PCを市販のクリアフォルダに入れて、ボード化しました。ディスプレイはタッチパネル化していますよ」という。年末年始にアキバに足を運んだら、是非鑑賞しよう。
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