mbook M1は、韓国のUMIDが発売したWindows XP韓国語版、もしくはLinuxを利用できるUMPC(MID)だ。韓国では2009年の3月上旬から発売されており、筆者も3月下旬に 韓国語版のWindows XP Home Editionを導入したモデルを入手していた。ここでは、その実機によるファーストインプレッションを紹介する。
筆者が入手したmbook M1は、CPUに“Silverthorne”Atom 1.1GHz(プロセッサーナンバーはZ510と思われるが、同機のスペック表には記載されていない)を搭載し、データストレージとして16GバイトのSSDを搭載していた。
mbook M1は日本向けの発売も予定されているが、2009年5月初めでは正式な日程は決まってない。オークションなどに出品されているのを目にすることもあるが、筆者は、韓国の通販サイトである「Gmarket」の「音の村」で購入した。Gmarketには日本語のページもあり、韓国語翻訳ソフトなどに頼らなくても比較的購入しやすい。筆者が購入したネットショップのWebページではPayPalが利用できなかったため、クレジットカードで購入した。気になる価格だが、折からのウォン安もあって、標準バッテリーパックを1個追加しても5万8000円程度だった(送料込み)。
なお、mbook M1の初期出荷モデルは、ボディの仕上りがひどすぎるという理由でリコール扱いになっている。初期モデルを購入したユーザーは良品と交換するといいだろう(もっとも、自力で個人輸入できたユーザーなら、すでにこの情報も入手していると思うが)。
2009年4月末には、香港でも出荷が始まっていたようだ。なお、香港で発売されているモデルは、英語キーボードにユーザーが自分で張る中国語シールが付属する。さらに、韓国向けモデルではデジタルテレビチューナーユニットやアンテナが搭載されていたが、放送が行われていない香港向けモデルでは内蔵していない。韓国で販売されているモデルが、ハングル文字キーボードを採用するため、香港モデルの英語版キーボードが使いやすいと考える日本のユーザーは多いとは思うが、韓国の販売価格と比べると、香港で購入するのはやや割高になるようだ(なお、日本でもこの香港モデルを扱うショップがある)。
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