“1万5000円”が熱い!!――アキバでヒット中の新製品&特価品古田雄介のアキバPickUp!(3/4 ページ)

» 2009年05月08日 16時32分 公開
[古田雄介&ITmedia アキバ取材班,ITmedia]

OCツール付属のGeForce GTX 260カード&RADEON HD 4770

MSI「N260GTX LIGHTNING」

 連休直前はグラフィックスカードの新製品も多かった。単独で目立っていたのは、MSIが4月26日の「お客様大感謝祭2009春」でも披露していたGeForce GTX 260搭載カード「N260GTX LIGHTNING」だ。価格は3万円弱から3万5000円で、在庫は少数となる。N260GTX LIGHTNINGはタッチセンサー内蔵のコントロールパネルを付属しており、パネルに触れるだけでオーバークロック設定が行える。「イベントでの注目度も手伝って、発売当初から話題になっています。高価なモデルですが、これからのヒットに期待しています」(パソコンショップ・アーク)という。

 GPU単位でみると、4月末の登場から好調に売れ続けているRADEON HD 4770搭載カードが目立っている。Sapphireを筆頭に、玄人志向やMSI、PowerColorなど各社のカードが登場しており、1万2000円前後で出回っている。RADEON HD 4770は40ナノメートルプロセスで製造されたGPUで、リファレンスデザインのカードはGDDR5メモリを512Mバイト搭載する。6ピンの補助電源を備えているが、消費電力が80ワットと比較的低いのが特徴だ。

 入荷したツートップ秋葉原本店は「予想以上に好調に売れています。消費電力が低くて、そこそこ高性能というところがポイントでしょう。ただ、このクラスのGPUは発売時に注目を集めることはあまりありません。やはり、省電力カードへの注目度が高くなっているのでしょう」と語る。

 省電力カードブームの火付け役となった“エコ版”のGeForce 9600 GTカードも、新製品が続々と登場している。基板長を198ミリに短縮して1スロットに収まる薄型クーラーを搭載したELSA「GLADIAC 796 GT SP 512MB」のほか、リードテックのエコモデル「WinFast PX9600GT Power Efficient」や、MSIの2段占有クーラーを搭載したモデル「N9600GT-MD1G-ECO」などが登場。いずれも1万1000円から1万3000円の値がつけられている。

 某ショップは「エコ版GeForce 9600 GTはジャンル全体の人気は高いですが、バリエーションが増えたことでモデル単体のヒットが少なくなりました。今は登場したばかりのRADEON HD 4770に押されている印象です」と語った。

Sapphire「HD4770 512M GDDR5」(写真=左)。ELSA「GLADIAC 796 GT SP 512MB」(写真=中央)。MSI「N9600GT-MD1G-ECO」(写真=右)

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