トリプレットゲート、WiMAXサービスに参入――「ワイヤレスゲート Wi-Fi+WiMAX」:ヨドバシ限定 月額4480円から

» 2009年06月22日 19時11分 公開
[平賀洋一,ITmedia]

 トリプレットゲートは6月22日、モバイルWiMAXサービスを7月1日から開始すると発表した。UQコミュニケーションから回線の提供を受けるMVNO方式で参入し、モバイルWiMAXと公衆無線LANサービスと合わせた料金プランで販売する。

photophoto トリプレットゲート代表取締役CEOの池田武弘氏(写真=左)と取締役COOの原田実氏(写真=右)

 トリプレットゲートが発表した「ワイヤレスゲート Wi-Fi+WiMAX」は、同社がヨドバシカメラと提携して販売している公衆無線LANサービス「ワイヤレスゲート」(WirelessGate)に、モバイルWiMAXサービスを追加したもの。BBモバイルポイントとLivedoor Wirelessを合わせた全国6000カ所以上の無線LANスポットと、東名阪のWiMAXエリアでデータ通信が利用できる。

 トリプレットゲートによると、屋内では主に無線LAN、屋外や移動中はWiMAXを選べば快適に通信が行えるという。なお当初のWiMAXエリアは首都圏と中部・近畿エリアが中心だが、2010年3月をめどに全国の主要・政令指定都市に広がる予定だ。

 料金プランは、スタンダードプラン(月額4480円+端末代金1万2800円)と、にねんプラン(月額4680円+端末代金7800円)の2つ。無線LAN接続はPCやスマートフォン、携帯ゲーム機から接続できるが、WiMAXはNEC製の専用端末「Aterm WM3200U」からの接続に限られる。なおモバイルWiMAX通信モジュールを内蔵したノートPCが今後発売されることから、トリプレットゲートでは専用端末が付属しない料金プランの提供も検討しているという。

photophoto 「ワイヤレスゲート Wi-Fi+WiMAX」の概要

 このワイヤレスゲート Wi-Fi+WiMAXは、ヨドバシカメラ各店舗とオンラインショップのヨドバシ・ドット・コムのみで販売される。ヨドバシカメラとトリプレットゲートは2007年12月から、月額380円で全国6000カ所の無線LANスポットが利用できる「WIRELESS GATE ヨドバシカメラプラン」を販売。公衆無線LANサービスとして最安値という価格もあり、これまでにヨドバシプランだけで10万契約を獲得した。そのほかの月額課金プランを合わせた契約者数は13万契約と、ほぼ9割がヨドバシカメラプランを選択している状況だ。

 ヨドバシカメラは無線LANやWiMAXがカバーする都市部を中心に出店し、PCやポータブルゲーム機、スマートフォンなど、データ通信サービスとの親和性が高い商品を取りそろえている。トリプレットゲートはデバイスと通信サービスとのセット販売をさらに強化し、WiMAXプランの月間5000契約獲得を目指すという。

 トリプレットゲート代表取締役CEOの池田武弘氏は、「我々はこれまで、複数の公衆無線LANサービスと提携し無線LANのMVNOとして日本最大といえる無線LAN接続サービスを作り上げた。この3月からは、東海道新幹線の車内も提供エリアに含まれ、ケータイで簡単に決済できる1日限定プランも開始した。また、無線LANはデバイスの広がりが期待できるサービスでもある」とし、累計で20万ダウンロードを達成したiPhone向けの接続ソフトや、イー・モバイル端末とセット販売しているモバイルルータなどの実績を紹介。7月中にバッテリー駆動型のモバイルルータを、2万円程度で発売することも明言した。

 また同社取締役COOの原田実氏は、「ワイヤレスゲートは無線LANに特化したサービスではない。WiMAXや次世代PHS、3Gも取り込んだ統合型の接続サービスを目指している。今回WiMAXを提供することで、その目標へ一歩近づいた」とコメント。WiMAXと無線LAN以外の通信サービスをサポートする構想を明らかにした。

photophotophoto トリプレットゲートが開発している「コグニティブ・モバイルルータ」の概要

 同社が目指す統合型接続サービスを具現化するのが、12月に発表予定という「コグニティブ・モバイルルータ」。これは、複数の無線規格を通信状況に応じて使い分けるコグニティブ技術を採用したルータで、サーバと連携して効率的な周波数利用を目指す規格IEEE1900.4に準拠した世界初のデバイスだという。

 インターネット接続(WAN)側には公衆無線LANとWiMAXを用意し、USB接続により3G端末もサポート。ローカルエリアには無線LANと有線LANを提供する。通信状況を見ながらWANへの接続方法を切り替えるが、ユーザー側だけでなくサーバ側から最適な無線通信方式を選択できるのが特徴だ。

 「負荷状況に応じてネットワークサイドから端末に接続先の変更を指示できる。またキャリアへの負荷を低減することで、ユーザーとキャリアの双方にメリットがある」(池田氏)

 コグニティブ・モバイルルータの発売時期は(UQの認証を受ける必要があることから)未定。年内には詳細を発表したいという。なお価格は2万5000円から3万円を予定している。

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