2009年冬モデルで登場した新シリーズのLet'snote S8とLet'snote N8は、それぞれ、軽量小型で人気のあったLet'snote W8、低価格のワンスピンドルノートPCとして法人需要があったLet'snote T8の後継シリーズになる。なお、Let'snote W8とLet'snote T8、そして、Let'snote Y8は法人向けとして従来モデルが継続して販売される。
Let'snote S8とLet'snote N8は12.1型ワイド液晶ディスプレイを採用し、解像度1280×800ドットを表示する。また、低価格のNetbookとの差別化を図るため、CPUに標準電圧版のCore 2 Duo P8700を搭載して処理能力を高めた。搭載するCPUのTDPが、Let'note W8、Let'snote T8より増加したにもかかわらず、8セルのバッテリーを搭載して駆動時間は16時間を実現した(JEITA 1.0測定法による)。
本体には、Let'snote W8やLet'snote T8と同様のインタフェースに加えてHDMIも用意されたほか、無線接続では、IEEE 802.11 a/b/g/n(nはドラフト2.0準拠)とWiMAXを内蔵する。
従来シリーズでは、Let'snote R8とLet'snote F8で新モデルが登場した。Let'snote R8はCPUが超低電圧版のCore 2 Duo SU9600に、HDD容量が250Gバイトとそれぞれ強化され、Let'snote F8は、HDD容量が250Gバイトに増えたほか、WiMAXを標準で内蔵する。また、Let'snote R8は10.4型液晶ディスプレイを搭載して新モデルでは唯一、横縦比4:3を継続したほか、Let'snote F8でも、本体と一体になったハンドルを継承するなど、それぞれのモデルのキーコンセプトは2009年冬モデルでも変わってない。
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