スクエアなTからワイドな“N”へ──Let'snote N8発表2009年PC秋冬モデル

» 2009年09月29日 15時00分 公開
[ITmedia]

軽量でコストパフォーマンスに優れたワンスピンドルワイド画面ノート

Let'snote N8

 Let'snote N8は、法人を中心にコストパフォーマンスで需要があった1スピンドルノートPCの「Let'snote T」シリーズの後継として登場した。本体重量は1.265キロ。なお、Let'snote Tシリーズは法人向けに従来モデルが販売される。

 Let'snote N8は、同時に登場した新シリーズのLet'snote S8と仕様がほぼ共通する。Let'snote S8とLet'snote N8の違いは本体に光学ドライブを内蔵するかしないかのみで、Let'snote N8は光学ドライブを内蔵しない1スピンドルノートPCという位置付けになる。OSにWindows 7 Professionalが導入されるほか、Windows XP Professional(SP3)へのダウングレード権も含まれる。店頭モデルの実売価格は19万円前後。ほかのLet'snoteシリーズで選べるMicrosoft Office 2007 with PowerPontを同梱したモデルはLet'snote N8で用意されない。

 搭載するディスプレイは12.1型ワイドで解像度1280×800ドットの表示が可能だ。フォントやメニューバーなどのサイズが小さくなることで画面が見にくくなると感じるユーザーのために、ズーム表示機能の「ぴったりビュー」を用意する。

 急激に普及が進むNetbookとの違いを出すために、Let'snote N8でもCPUに標準電圧版のCore 2 Duo P8700(動作クロック2.53GHz)を搭載して高い処理能力を持たせた。さらに、12.4アンペアアワーという大容量バッテリーの搭載とLEDバックライト、高反射リフレクタを採用した液晶ディスプレイなどでシステムの省電力を進めることで、約16時間という長時間バッテリー駆動時間も実現している。なお、軽量化を優先するユーザーのために、4セルの軽量バッテリーも用意される。この場合、本体重量は1.105キロ、バッテリー駆動時間は約8時間となる。

 本体搭載のインタフェースもLet'snote S8と同様で、画像出力にHDMIを搭載するほか、無線接続ではIEEE 802.11a/b/g/n(nはドラフト2.0準拠)を内蔵する。また、従来のLet'snoteシリーズと同じように、100キロf加圧振動試験や76センチ動作時落下試験を工場で実施し、本体内部にウォータースルー構造を設けることでキーボードの全面防滴に対応するなど、堅牢性能も備える。

 直販サイトのマイレッツ倶楽部限定モデルでは、CPUにCore 2 Duo P8800(動作クロック 2.66GHz)が選べるほか、64ビット版のWindows 7 Professional、そして、WWAN、Wi-Fi、WiMAX、Bluetoothといった“無線接続全部いり”が可能になる。

Let'snote 2009年冬モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売
Let'snote N8 CF-N8 1スピンドル 新シリーズ Core 2 Duo P8700(2.53GHz) 2GB 250GB 32ビット版7 Professional 19万円前後
Let'snote 2009年冬モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU TV機能 重量
Let'snote N8 CF-N8 12.1型ワイド 1280×800ドット Intel GS45 なし チップセット内蔵 なし 1.265キロ

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