NECエレクトロニクスとウエスタンデジタルは1月5日、USB 3.0規格対応機器の普及促進を目的とする協業を始めたと発表した。
USB 3.0は転送速度が最大5Gbpsに達する次世代の汎用インタフェース規格で、従来のUSB 1.1/2.0と下位互換性を持つ。2009年末までに、外付けHDDやインタフェース追加カード製品、USB 3.0対応マザーボードなどがすでに製品化され、2010年はPC向け製品を中心にさらなる普及が見込まれる。
両社は協業第1弾として、USB 3.0向け大容量ストレージの高速データ転送を目的としたUASP(USB Attached SCSI Protocol)ドライバを共同開発(NECエレクトロニクスが2009年6月に投入したUSB 3.0ホストコントローラLSI「μPD720200」に採用)。大容量ストレージ向けの新規格であるUASPに準拠し、既存(USB 2.0までの)BOT(Bulk Only Transfer)規格比で30%向上させる転送速度を特徴とし、同ドライバをUASPに準拠するLSIのメーカー向けにライセンス供与するためのライセンスプログラムの提供も始めた。
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