アイ・オー・データ機器は1月7日、録画機能を有した3波対応デジタルチューナー「HVT-BCT300」を2月中旬より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は2万6400円前後。
新製品は地上/BS/CS110度対応デジタルチューナーを搭載し、デジタル放送が視聴できるほか、USB HDDを接続すれば各デジタル放送の録画も行える(CSデジタル放送録画については後日対応予定)。アンテナ信号のパススルー出力も行えるため、デジタルチューナーを搭載したテレビと組み合わせれば、裏番組の録画用としても利用できる。
録画はUSB HDDを含むUSBマスストレージクラスのデバイスならば可能で、録画形式は非圧縮のTS(DR)録画となる。EPGを利用しての選局・予約録画も行える。HDMI CECにも対応しており、テレビと本製品がHDMI接続されていれば、付属リモコンからテレビの基本操作が行える。
本体前面にはSDカードスロットとUSB端子を備えており、AVCHD形式のデジタルビデオカメラで録画した映像を再生/接続したストレージへ保存が行える。デジカメで撮影した写真についても同様に再生/保存が可能となっている。
ネットワークメディアプレーヤーとしての機能も備える。機能としては12月に発表された最新製品“AVeL Link Player”「AV-LS700」と同等で、ネットワーク経由で接続されたDLNA対応のパソコンやHDDレコーダーに保存された各種コンテンツを楽しめる。LAN端子は2つ設けられており、ハブ機能を有するため既存LAN環境への導入も容易だ。
Windows 7に標準搭載された「Windows Media Player 12」も対応しており、対応PCのHDDに保存してある動画や静止画、音楽ファイルについては別途サーバソフトなどを導入しなくてもネットワーク越しでの再生が可能だ。
インターネットを利用した各種動画サービスも利用でき、メニューから「アイ・オーポータル」――「動画共有サービスプレーヤー」を起動すると、テレビ画面でYouTubeの動画が楽しめる。YouTube以外の動画配信サービスにも対応を予定するほか、テレビ向けのVoDサービスについても3月をめどに対応を行う予定となっている。
インタフェースはHDMI(1.3a)×1、D端子×1、コンポジット×1、角形光デジタル音声×1のほか、USB×2、SDカードスロット×1など。本体サイズは260(幅)×185(奥行き)×55(高さ)ミリ。
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