「VAIO G」は12.1型スクエア液晶ディスプレイ搭載のビジネス向けモバイルノートPC。2009年1月発売のモデル(当時の製品名は「VAIO type G」)が継続販売され続けてきたが、OSに64ビット版Windows 7 Professionalを採用した2010年春モデルが1月23日に発売される。店頭販売向け標準仕様モデル「VGN-G3KBG」の予想実売価格は20万円前後だ。
基本スペックは底上げされ、CPUはCore 2 Duo SU9300(1.2GHz)からCore 2 Duo SU9600(1.6GHz)に、メインメモリは2GバイトのDDR3 SDRAM(2Gバイト×1/PC3-6400)から4GバイトのDDR3 SDRAM(2Gバイト×2/PC3-6400)に、HDDは120Gバイト(5400rpm)から250Gバイト(5400rpm)に強化された。
※記事初出時、メモリの仕様に一部誤りがありました。おわびして訂正させていただきます。
光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブ、チップセットはグラフィックス機能のIntel GMA 4500MHDが統合されたIntel GS45 Express、液晶ディスプレイは1024×768ドット表示の12.1型4:3パネルを引き続き採用する。
通信機能はIEEE802.11b/g/n(受信最大300Mbps/送信最大150Mbps)の無線LAN、1000BASE-Tの有線LAN、Bluetooth 2.1+EDR、56kbpsのモデムを搭載。インタフェース類は、3基のUSB 2.0、アナログRGB出力、ヘッドフォン、マイク、FeliCa 1.0、指紋センサーを備える。メモリースティック デュオ(PRO-HG対応)用、SDメモリーカード(SDHC対応)用、PCカードTypeII×1用のスロットも持つ。
付属ソフトはオフィススイートのOffice Personal 2007 with PowerPoint 2007や、独自のサポートソフト「VAIO Care」などを備えるが、ビジネスPCということもあり、ほかのVAIOノートに比べて数が少ない。
ボディの設計に変更はなく、堅牢性能は継承されている。本体サイズは276.7(幅)×216(奥行き)×25.2〜27.2(高さ)ミリ、重量は約1.198キロ。バッテリーは大容量のリチウムイオンバッテリーを標準装備し、駆動時間は約12時間をうたう。別売のSバッテリー装着時の駆動時間は約5.5時間だ。
購入時に仕様をカスタマイズできるソニースタイル直販のVAIOオーナーメードモデルも同時発売される。最小構成価格は11万800円だ。
カラーは標準仕様モデルのブラックに加えて、直販限定のブラウンとシルバーを用意。メインメモリは最大8GバイトのDDR2 SDRAM、データストレージは500GバイトHDD(5400rpm)や256Gバイト(128Gバイト×2/RAID 0)/128Gバイト(64Gバイト×2/RAID 0)/64GバイトのSSDを搭載できる。光学ドライブを内蔵しない構成も可能だ。OSはWindows 7 Professionalのダウングレード代行インストールサービスによる32ビット版Windows XP Professional(SP3)も選べる。
VAIO Gシリーズ店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売 |
VAIO G | VGN-G3KBG | 2スピンドル | マイナーチェンジ | Core 2 Duo SU9600(1.6GHz) | 4096MB(DDR3) | 250GB | 64ビット版7 Home Premium | 20万円前後 |
VAIO Gシリーズ店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | TV機能 | 重量 |
VAIO G | VGN-G3KBG | 12.1型 | 1024×768 | Intel GS45 | 2層対応DVDスーパーマルチ | チップセット内蔵 | − | 約1.198キロ |
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