「Gulftown」のウェハは「アップで撮るな」とガードされるCeBIT 2010(1/2 ページ)

» 2010年03月05日 11時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]

 Intelは、CeBIT 2010の3日目となる3月4日に、コンシューマー向け製品に関する説明会を行った。2010年に登場したWestmere世代のCPUや対応プラットフォーム、最新のPine Trailプラットフォームを欧州の関係者にアピールするとともに、これから登場する6コア内蔵CPUの「Gulftown」、Pine View-DベースのStorage Platformなど、投入を予定している開発中のモデルを、ライブデモを交えて紹介した。

「アップの画像は掲載するなよ」と注意された“Gulftown”ウェハ

 自作PCユーザーにとって最も興味深いのが、まもなく登場するとうわさされている、“Gulftown”の紹介だろう。コンシューマー向けでは初めての6コア内蔵CPUとなるGulftownについて、カンファレンスでは、ウェハやダイ画像が紹介されたほか、最新版のCINEBENCH R11.5で、従来のクアッドコアCore i7と処理時間を競わせるデモが行われた。

Gulftownをぎっしり詰め込んだウェハ。マクロで撮影していたら、「高解像度のアップ画像を掲載してはダメダメ」と、くぎを刺された

 ダイ画面を示したスライドには、構成トランジスタ数とダイサイズが記載されており、構成トランジスタ数は117億個、ダイサイズが248平方ミリとなっている。なお、Gulftownを動かしていたシステムのマザーボードにはASUSの「P6TD Deluxe」が採用されていた。CPUクーラーユニットは、Intelのリテールモデルに近い姿をしているが、説明スタッフによると、エンジニアリングサンプルで、製品版とは異なるということだ。

 Gulftownに導入される機能の概要では、Hyper-Threading Technology対応で6コア12スレッドを同時に処理可能。Turbo Boost Technologyに対応し、SSE 4.1とSSE4.2をサポートする。CPUに統合されたメモリコントローラはトリプルチャネルでDDR3 1066MHzが利用できる。

 Gulftownの話題が出たところで、現在開発が進む次世代アーキテクチャ採用CPU「Sandy Bridge」にも言及した。32ナノメートルプロセスルールを採用するCPU開発の「TOCK」フェーズになるSandy Bridgeは順調に作業が進んでいる。統合されるグラフィックスコアはWestmereの45ナノメートルプロセスルールからCPUコアと同じ32ナノメートルプロセスルールになる。

Gulftownのダイ画像で示されるように、3コアで6Mバイト共有する3次キャッシュメモリが2つ実装されることになる(写真=左)。Gulftownに導入される機能の概要。チップセットは現役のコンシューマー向チップセットで唯一LGA1366をサポートするIntel X58 Expressが利用可能だ(写真=右)

Gulftownを載せたシステムでCINEBENCH R11.5を実行する。スコアの値は見えないように、わざわざガジェットを重ねていたスタッフの努力が恨めしい(写真=左)。Gulftownを動かしていたシステムの内部。マザーボードはASUSのP6TD Deluxeを使用。Intelのリテールクーラーユニットを取り付けていたが、スタッフは「いやいや、それはエンジニアリングサンプルだから」と、やや動揺した感じで答えてくれた(写真=右)

 

32ナノメートルプロセスルールを採用するCPU開発の「TOCK」フェーズになるSandy Bridgeは順調に作業が進んでいる(写真=左)。統合されるグラフィックスコアはWestmereの45ナノメートルプロセスルールからCPUコアと同じ32ナノメートルプロセスルールになる(写真=右)

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