ソニー、Office 2010搭載の「VAIO」夏モデルを発表――ボードPC、カラバリ、テレビ機能に注力2010年PC夏モデル(2/3 ページ)

» 2010年06月08日 13時10分 公開
[ITmedia]

ソフトウェアはOffice 2010とテレビ機能の強化がポイント

 ソフトウェア面のトピックは、オフィススイートに最新の「Office 2010」をプリインストールした点だ。VAIO LFZの店頭モデルはPowerPointとOneNoteが付加された「Office Home and Business 2010」、VAIO JSYの店頭モデルには「Office Personal 2010」を採用する。さらに直販モデルでは、より上位のOffice 2010エディションを選択することも可能だ。

 VAIOオリジナルアプリケーションの強化も目立つ。VAIO JFEが採用するテレビ視聴・録画ソフトの「Giga Pocket Digital」はバージョン3.0に進化。デジタルテレビチューナーとAVCトランスコーダーを2基ずつ搭載した新型チューナーカード(Mini PCI Express型)の採用も合わせて、2番組同時の長時間録画に対応した(従来は1番組のみ長時間録画に対応)。録画モードに「HD標準モード」(1920×1080ドット、約4.5Mbps)を追加したほか、電源オフからの予約録画や、録画番組の自動フォルダ仕分けも可能になっている。

 録画番組の再生については、コンテンツ再生ソフト「Media Gallery」でのおすすめ表示をサポート。大量の未視聴番組をユーザーの好みに応じて、Media Galleryがリコメンドするようになった。また、スポーツ向けのダイジェスト再生では対象ジャンルをゴルフ、バレーボール、テニス、フィギュアスケートにまで広げ、音声付きの1.5倍早見再生も行える。

Giga Pocket Digital(画面はチャプター再生時)
左が3波チューナー、右が地デジチューナー。いずれもデジタルチューナーとAVCトランスコーダーを2基ずつ備える
Media Galleryのホーム画面に、おすすめ録画番組が表示されるようになった

 録画番組の保存では、新たにDVD-Rへの書き出しが可能になった。また、モバイル書き出し機能は、従来バージョンではワンセグのデータを利用していたが、今回からAVCトランスコーダーを利用したワンセグを超える画質(320×240ドット、768Mbps、29.97fps)での書き出しに対応している。これにより、地上デジタル放送だけでなく、BSデジタルと110度CSデジタル放送のモバイル書き出しも実現した。

 さらに、このモバイル書き出し用データだけを残し、元の録画データは消去することで、データストレージの容量を節約しながら録画番組のライブラリ化が行える。モバイル書き出し用データは100Gバイトの容量に約310時間の録画番組を保存可能だ。

 細かい機能の改善も見られる。ソフトを起動してから約2.5秒でチャンネル内容を文字表示し、約3.5秒で映像を表示することで、待ち時間のストレスを軽減するとともに、チャンネル切り替え速度は従来の約5秒から約3秒まで短縮した。

 従来は録画完了後にコンテンツ解析を実施していたが、今回から録画と平行してコンテンツ解析を行えるようになり、録画とほぼ同時に解析が終了し、フィルムロールやチャプター機能がすぐに利用可能になった。また、従来は内蔵HDDに録画した番組を外付けHDDに移動すると、外付けHDDから録画番組を直接再生できず、内蔵HDDに書き戻す必要があったが、後日配布予定のアップデータにより、外付けHDDからの直接再生をサポートする。

 なお、VAIO Jの「VPCJ117FJ」とVAIO Fの「VPCF127FJ」は長時間録画が可能なAVCトランスコーダーを搭載せず、Giga Pocket Digitalのバージョンは従来と同じ2.2だ。

ダイジェスト再生画面
フィルムロール再生画面
メタ情報で番組内容を細かく確認できるカタログビュー

「Giga Pocket Digital」の搭載状況
搭載シリーズ 搭載モデル ソフトのバージョン 搭載チューナー
VAIO L VPCL139FJ、VPCL138FJ 3.0 新型(3波デジタル×2、AVCトランスコーダー×2)
VAIO J VPCJ119FJ、VPCJ118FJ 3.0 新型(3波デジタル×2、AVCトランスコーダー×2)
VPCJ117FJ 2.1 旧型(地上デジタル×2、AVCトランスコーダー非搭載)
VAIO F VPCF129FJ、VPCF128FJ 3.0 新型(地上デジタル×2、AVCトランスコーダー×2)
VPCF127FJ 2.1 旧型(地上デジタル×2、AVCトランスコーダー非搭載)

お絵かきソフトのYouPaint

 テレビ録画以外では、独自のサポートソフト「VAIO Care」のユーザーインタフェースを変更し、メニューを画面左側に集めて階層表示させることで使いやすくしたほか、新たにシステムの診断機能を追加した。

 新型VAIO Pに搭載したPS3連携ソフト「リモートプレイ/キーボード with PlayStation 3」や「Evernote for VAIO」についても、ほかのモデルへ採用を広げている。

 さらにVAIO JVAIO Lのマルチタッチ対応上位機種には、タッチ対応お絵かきソフト「YouPaint」もプリインストールした。60色を使ったお絵かきや塗り絵が楽しめる。

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