ソニーの“テレパソ”はどこまで進化したか?――「VAIO J」徹底検証Core i搭載PC×フルHD液晶テレビ×BDレコーダー(1/4 ページ)

» 2010年07月24日 15時00分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

VAIOの主力デスクトップPCがフルモデルチェンジ

「VAIO J」シリーズ標準仕様モデルの最上位機となる「VPCJ119FJ/B」

ソニーの「VAIO J」シリーズは、同社が「ボードPC」と呼ぶように、スリムで省スペースなボディを特徴とする液晶ディスプレイ一体型のデスクトップPCだ。デスクトップ型VAIOの中では、最も売れ筋の主力製品に位置付けられている。

 フルモデルチェンジを果たした2010年夏モデルでは、ボディデザインや内部アーキテクチャを一新し、液晶ディスプレイを従来の20.1型ワイド(1680×1050ドット)から21.5型ワイド(1920×1080ドット)へ大型化・高解像度化するとともに、上位機種にタッチパネルや3波デジタル放送対応のダブルテレビチューナー/ダブルAVCトランスコーダーを付加するなど、仕様を大幅に強化した。

 製品ラインアップは、購入時に各スペックのカスタマイズが可能なソニースタイル直販のVAIOオーナーメードモデルと、店頭販売向けの標準仕様モデルが用意されている。今回は、PC+フルHD液晶テレビ+Blu-ray Discレコーダーという1台3役で利用できる標準仕様モデルの最上位機「VPCJ119FJ/B」を入手したので、その仕上がりをチェックしていこう。

VAIOらしい洗練されたボディデザイン

 ボディデザインは従来のカジュアルなイメージから、上位シリーズにあたる「VAIO L」に近い、シックなイメージに変更された。シャープなラインで構成されたブラックのフレームの中に液晶ディスプレイと一体化したボディをすっきりと収めた「ループデザイン」となっており、見た目は小型の液晶テレビを思わせる。

 本体を支えるスタンドはフォトフレームのように背面から支えるだけのシンプルな構造で、液晶下部には未使用時にキーボードを置ける空間が用意されており、独特の存在感を醸し出している。シンプルながらVAIOシリーズらしい、洗練された仕上がりだ。

 スタンドにはボディを上30度/下8度に傾けられるチルト機構があるため、画面の角度を見やすいように調整できる。ボディサイズは、スタンド最小傾斜時で525(幅)×185(奥行き)×398(高さ)ミリ、最大傾斜時で525(幅)×310(奥行き)×366(高さ)ミリだ。単体の21.5型ワイド液晶ディスプレイとほとんど変わらない感覚で設置でき、省スペース性に不満はない。

側面のフレームがボディをぐるりと囲む「ループデザイン」
背面のデザインもシンプルにまとまっている
スタンドは上下のチルト機構を備える

 電源ユニットは本体に内蔵しておらず、ACアダプタで動作する。付属のワンタッチボタン付きキーボードとホイール付きレーザーマウスはともにワイヤレス(デジタル無線)で、テレビ機能などの操作用にリモコンも付属している。ネットワークの接続に無線LANを利用すれば、ケーブルの接続が必須なのはACアダプタとテレビアンテナだけで済み、すっきり配線できるほか、少し離れた位置からでもスマートに利用できる。

大きめのACアダプタを接続して利用する
ワイヤレスのキーボードとマウスが付属。キーボードはキー間隔を離したアイソレーション型だ
テレビ機能やWindows Media Centerの操作に役立つリモコンが付属する

豊富なカラバリとキーボードウェアを用意

 6つのカラーバリエーションにも注目したい。液晶フレームのカラーは、評価機のブラックのほかにホワイトも用意されている。この2色はいずれもツヤのある光沢塗装だ。直販のVAIOオーナーメードモデルでは、標準仕様モデルのミドルレンジ機が採用する非光沢のマットブラック、マットホワイト、ピンクのほか、限定色のブラウンも選べる。

 また、ソニースタイルでは付属のワイヤレスキーボード用として、ブラック、ホワイト、ピンクの極薄キーボードカバー「キーボードウェア」を用意している。キーボードウェアは厚さ0.3ミリのシリコン製で、キーボードにぴったり密着し、表面にキー刻印もあるため、見た目にカバーを付けているように感じないのが特徴だ。同色のワイヤレスマウスも販売されており、本体とのカラーコーディネートを楽しめる。

評価機が採用するブラック(光沢)
同スペックのホワイトモデル(光沢)

マットブラック
マットホワイト
ピンク

直販限定色のブラウン
キーボードウェアは3色を用意
ピンクのキーボードウェアを装着した状態

Sony Style(ソニースタイル)

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