ASUS、Bang & Olufsenのデザイナーが手がけた音質重視ノート「NX90Jq」Optimus対応AVノート、“竹”モデルも投入

» 2010年10月14日 16時45分 公開
[ITmedia]

個性派のCore i搭載ノートを3モデル投入

 ASUSTeK Computer(ASUS)は10月14日、ノートPCの2010年冬モデルを発表した。ラインアップはデザインとサウンドにこだわったフラッグシップモデル「NX90Jq」、NVIDIA Optimusに対応したAV重視モデル「N53Jf」、ボディの素材に竹を採用して環境に配慮した「U33Jc」を用意。10月23日から順次販売を開始する。

「NX90Jq」
「N53Jf」
「U33Jc」

Bang & Olufsenのデザイナーが手がけた音質重視ノート「NX90Jq」

NX90Jqはスピーカーがボディ左右に張り出している

 NX90Jqは、ボディデザインと音質を重視した18.4型フルHD液晶搭載ノートPC。発売日は10月23日の予定、価格は20万9800円だ。

 ボディはBang & Olufsenのデザイナーであるデビット・ルイス(David Lewis)氏がデザインを手がけ、天面に鏡面加工アルミニウムを採用し、液晶ディスプレイの左右には大型の縦型ステレオスピーカーを搭載した。これにBang & Olufsen ICEpowerが認定するASUS独自のハードウェア/ソフトウェアオーディオ技術「ASUS SonicMaster」を組み合わせ、原音のリアルな再現に注力している。ASUS SonicMasterは雑音を抑えたコーデック、イコライザー、11ワットのアンプ、直径32ミリの円形スピーカー、108ccのチェンバーで構成される。

 また、画面の左右に大型スピーカーを搭載した関係で、キーボード両脇にはスペースが空いているが、ここに1つずつ(合計2つの)タッチパッドを内蔵した。このデュアルパッチパッド仕様により、左右どちらの利き手でも使いやすいとしている。パームレスト部にタッチパッドはない。

 基本スペックは、Core i7-740QM(1.73GHz/最大2.93GHz)、Intel HM55 Expressチップセット、NVIDIA GeForce GT 335M(グラフィックスメモリ1Gバイト)、4Gバイトメモリ(PC3-10600/最大12Gバイト)、1TバイトHDD(500Gバイト×2)、BD-ROM/DVDスーパーマルチコンボドライブ、1920×1080ドット表示の18.4型ワイド液晶ディスプレイ(LEDバックライト)を搭載する。プリインストールOSは64ビット版Windows 7 Home Premium、オフィススイートは付かない。

 通信機能はIEEE802.11b/g/nの無線LAN、1000BASE-Tの有線LAN、Bluetooth 2.1+EDRを標準装備。USB 3.0×2、USB 2.0×2(1基はeSATA共用)、HDMI出力、アナログRGB出力、光デジタル音声出力、音声入出力、200万画素Webカメラ、マルチカードリーダー(SDHCメモリーカード/MMC/メモリースティックPRO/XDピクチャーカード対応)を備える。

 本体サイズは530(幅)×283(奥行き)×30〜45(高さ)ミリ、重量は約4.4キロだ。バッテリー駆動時間は約2.8時間とされている。

天面は鏡面加工のアルミニウムで滑らかな仕上げ
液晶ディスプレイを閉じた様子
キーボードの左右にタッチパッドを搭載(国内販売のモデルは日本語キーボード採用)

NVIDIA Optimus対応AVノート「N53Jf」

N53Jfはスタンダードなデザインを採用

 N53JfはAV機能を重視した15.6型ワイド液晶搭載ノートPC。発売日は10月23日の予定だ。2モデルのラインアップがあり、Office Home and Business 2010搭載モデル「N53Jf-SZ005SVS」が15万4800円、オフィススイートなしのモデル「N53Jf-SZ005SV」が12万9800円。オフィススイート以外の仕様は2モデルで共通化されている。

 NX90Jqと同様、独自のオーディオ技術であるASUS SonicMasterを搭載するほか、480pのSD映像を1080pのHD映像にアップスケーリングして高画質化する技術の「ASUS Video Magic」を備える。また、CPU統合グラフィックスとディスクリートGPUを自動的に切り替えることで、省電力と描画性能を両立するNVIDIA Optimusにも対応する。

 基本スペックは、Core i5-460M(2.53GHz/最大2.8GHz)、Intel HM55 Expressチップセット、NVIDIA GeForce GT 425M(グラフィックスメモリ1Gバイト)、4Gバイトメモリ(PC3-8500/最大8Gバイト)、500GバイトHDD、Blu-ray Discドライブ、1920×1080ドット表示の15.6型ワイド液晶ディスプレイ(LEDバックライト)を搭載する。プリインストールOSは64ビット版Windows 7 Home Premium。

 通信機能はIEEE802.11b/g/nの無線LAN、1000BASE-Tの有線LAN、Bluetooth 2.1+EDRを標準装備。USB 3.0×1、USB 2.0×3(1基はeSATA共用)、HDMI出力、アナログRGB出力、光デジタル音声出力、音声入出力、200万画素Webカメラ、SDHCメモリーカード/MMC/メモリースティックPRO対応カードリーダーを備える。

 本体サイズは391(幅)×266(奥行き)×29〜39(高さ)ミリ、重量は約2.7キロだ。バッテリー駆動時間は約2.9時間とされている。

天面はヘアライン加工を施している
液晶ディスプレイを閉じた様子
テンキー付きのキーボードを搭載(国内販売のモデルは日本語キーボード採用)

“竹”ボディで環境に配慮した「U33Jc」

竹のスモーキーブラウンとシルバーを組み合わせたU33Jc

 U33Jcはボディ素材に天然の竹を使った13.3型ワイド液晶ディスプレイ搭載ノートPC。発売日は10月23日以降、価格は10万9800円だ。

 竹素材は天面とパームレストの外装に採用しており、プラスチックパーツの使用を約15%抑えた。竹は樹木の中で成長が早く、伐採して素材として使用しても環境に与える影響が少なく、廃棄時の環境負荷も小さいという。また、NVIDIA OptimusとASUS独自の省電力技術である「Super Hybrid Engine」を組み合わせることで、電力効率を改善しており、PCのCO2排出量も減るとしている。

 基本スペックは、Core i5-460M(2.53GHz/最大2.8GHz)、Intel HM55 Expressチップセット、NVIDIA GeForce 310M(グラフィックスメモリ1Gバイト)、2Gバイトメモリ(PC3-8500/最大8Gバイト)、320GバイトHDD、1366×768ドット表示の13.3型ワイド液晶ディスプレイ(LEDバックライト)を搭載する。プリインストールOSは64ビット版Windows 7 Home Premium、オフィススイートは付かない。

 通信機能はIEEE802.11b/g/nの無線LAN、1000BASE-Tの有線LAN、Bluetooth 2.1+EDRを装備。USB 3.0×1、USB 2.0×2、HDMI出力、アナログRGB出力、音声入出力、200万画素Webカメラ、マルチカードリーダー(SDHCメモリーカード/MMC/メモリースティックPRO/XDピクチャーカード対応)を持つ。

 本体サイズは328(幅)×232(奥行き)×22〜33(高さ)ミリ、重量は約1.8キロだ。バッテリー駆動時間は約8.5時間とされている。

天面の素材に竹素材を採用する
液晶ディスプレイを閉じた様子。光学ドライブを搭載しない1スピンドル構成だ
パームレストにも竹を使用。タッチパッドにも同様の柄が施されている

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