「GeForce GTX 560 Tiのオーバークロックモデル」は“みんなが喜ぶ”グラフィックスカードか?イマドキのイタモノ(2/3 ページ)

» 2011年01月26日 00時00分 公開
[石川ひさよし,ITmedia]

最新ゲームタイトルでどこまで走れる?

 性能評価の比較対象として用意したのは、GeForce GTX 470とGeForce GTX 460、そしてRadeon HD 6850だ。このうち、GeForce GTX 460モデルはコアのみオーバークロック(710MHz)され、Radeon HD 6850はコア(860MHz)とグラフィックスメモリ(1100MHz)ともにオーバークロックしている。なお、そのほかのシステム構成は、CPUがCore i7-980X Extreme Edition、マザーボードのチップセットはIntel X58 Expressを載せている。メモリはDDR3-1066メモリ3枚の6Gバイトで、OSには64ビット版のWindows 7 Ultimateを用いている。

3DMark06:3DMarks(nonAA/nonAN)
3DMark06:3DMarks(4xAA/8xAN)
3DMark06:3DMarks(8xAA/8xAN)

3DMark Vantage(Overall)
3DMark Vantage(Graphics Test)

3DMark 11(3DMarks)
3DMark 11(Graphics)

3DMark 11(Phycis)
3DMark 11(Combineted)

BIOHAZARD 5(DirectX 9)
BIOHAZARD 5(DirectX 10)

LOST PLANET 2(DirectX 11、テッセレーション:Heavy)
Unigine Heaven 2.1(DirectX 11)

Tom Clancy's H.A.W.X.2(DirectX 11:テッセレーションVeryHeavy)
消費電力

オーバークロックモデルはGeForce GTX 470を上回る

 今回用意したGeForce GTX 560搭載グラフィックスカードは、いずれもオーバークロックモデルだけに、パフォーマンスも良好だ。3DMark系のベンチマークテストでは、上位モデルとなる定格設定のGeForce GTX 470を上回るスコアを見せている。3DMark Vantageや3DMark 11では、下位クラスGPUのオーバークロックモデルが低負荷設定で優れた結果を出していても高負荷設定で逆転されることがあるが、GeForce GTX 560 Tiに関しては高負荷条件でも上回っている。なお、3DMark Vantageまでのテストでは、2枚構成によるSLIの有効を確認できるが、3DMark 11に関しては引き続きSLIが効かないようだ。

 テストの詳細を見ていくと、3DMark 11のCombined Testに関しては、EntryとPerformanceの両設定でGeForce GTX 470がGeForce GTX 560 Tiを上回った。Combined Testはグラフィックスというよりは剛体を対象とした物理演算やライティング処理、テッセレーション、そしてDirectComputeなどの評価テストで構成される。まず、物理演算に関してPhysics Testの結果を見るとわずかにGeForce GTX 560 Tiが上回っている。また、同じボリュメトリック・ライティングが用いられているGT1およびGT2の傾向を見ると、こちらもGeForce GTX 560 Tiが優勢であるようだ。テッセレーションの性能が反映されるUnigine HeavenベンチマークテストでもGeForce GTX 560 Tiが上回っている。こうなると、DirectComputeの結果によってGeForce GTX 470が優位になっていると考えられるが、これは、DirectComputeに関して動作クロックよりCUDAコア数の影響が強いためだろう。

 ゲームタイトルによるベンチマークテストでも、GeForce GTX 560 TiはGeForce GTX 470をやや上まわる傾向を見せている。テッセレーション負荷の大きなH.A.W.X.2でも、少ないシェーダー数ながらGeForce GTX 470を上回っている。ただし、SLIのパフォーマンスに関してはまだ調整不足な面が見られる。バイオハザード5に関しては、1920×1080ドットという高解像度では効果ありだが、LOSTPLANET 2に関してはSLIプロファイルを適用しても低調だ。H.A.W.X.2もシングル構成の結果を下回る。

 消費電力を見ていくと、アイドル状態に関してはGeForce GTX 460やRadeon HD 6850に対してほぼ同じレベルといえる。ピーク時では、オーバークロックモデルであることが影響してか、GeForce GTX 460に対して大幅にアップしており、GeForce GTX 470よりやや低いというレベルだ。消費電力を重視するユーザーは定格設定のモデルを選ぶといい。

 ただ、ここまでのベンチマーク結果が示すように、GeForce GTX 560 TiのオーバークロックモデルでもGeForce GTX 470に対しては低い消費電力で高い性能を出している。パフォーマンスとワットのバランスに関しては確実に向上しているといえるだろう。

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