以上、SX2762W-HXを一通りチェックしてきたが、表示性能、機能、デザイン、使いやすさと総合的なレベルが高く、まさに新世代のFlexScan SXシリーズといえる。
EIZOダイレクトの直販価格で12万4800円という価格は、昨今の大画面ディスプレイの低価格化を考慮するとかなり高価ではあるが、ソフトウェアが大幅に強化されたハードウェアキャリブレーションツールのEIZO EasyPIX(パッケージ版)とセットで購入する場合の直販価格が+5000円で済むため、用途別のカラーマッチングも含めたディスプレイシステムとして導入する場合のコストは意外に安いと思える。
そもそも、SX2762W-HXは高画質化技術をふんだんに盛り込んだハイグレードラインの上位機種として完成度が高く、Adobe RGBやsRGBの色域をかなり正確に使い分けられるため、こうした色域の使い分けが必要な用途では、安価なディスプレイをいくら調整したところで代用ができないことも覚えておきたい。
1台で大画面・高解像度・広色域の高品位な表示環境を手に入れたいユーザーにとって、高い満足度を提供してくれるはずだ。
同サイズのColorEdgeも登場:ナナオ、2560×1440ドット表示/IPS採用の27型ワイド液晶「FlexScan SX2762W-HX」
RGB LEDバックライト搭載機も参考出展:ナナオ、27型ワイド液晶の新機種をPAGE2011で公開――iPad/iPhoneとの色合わせも
CP+2011:“カメラの祭典”でPC周辺機器をチェック
ナナオ、FlexStand採用の24.1型WUXGA液晶ディスプレイ「FlexScan SX2462W-HX」など3機種
調整の手間を大幅に削減:ナナオ、キャリブレーションセンサー内蔵の24.1型WUXGA液晶「ColorEdge CG245W」
ナナオ、スタンドを強化したカラマネ対応の24.1型WUXGA液晶「ColorEdge CG243W-B」
IPS×WUXGA×10ビット対応DisplayPort:これぞ“正しい”広色域ディスプレイ――24.1型WUXGA液晶「FlexScan SX2462W」に迫る
DisplayPortの10ビット入力にも対応:ナナオ、広色域IPSパネル搭載の24.1型ワイド液晶「FlexScan SX2462W」「ColorEdge CG243W」
VAパネル搭載、直販価格4万4800円:ナナオ、HDMI×2搭載の23型フルHD液晶ディスプレイ「FORIS FS2331」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.