薄型多機能で意外に低価格──3D対応「VALUESTAR N」の実力チェック:1台4役、さらに3Dにも対応(3/3 ページ)

» 2011年06月28日 11時00分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
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Windows 7を快適に使える性能と静音性

 本機の基本スペックは、Core i5-2410M(2.3GHz)、メモリ4Gバイト(PC3-10600)、HDD 2Tバイト(5400rpm)、CPU内蔵グラフィックス(Intel HD Graphics 3000)、64ビット板Windows 7 Home Premium(SP1)とする構成となる。

photophoto PCMark05、PCMarkVantageの結果(本機、VALUESTAR W 2011年夏モデル、VALUESTAR N 2010年春モデルと値を比較、以下同)
photophoto 3DMark06、FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3の結果
photophoto Windowsエクスペリエンスインデックスの結果

 Windows 7のエクスペリエンスインデックスは、プロセッサのサブスコアが6.9とハイレベルで、全体としてもWindows 7での日常操作やテレビ録画などのエンターテインメント機能もかなり快適に楽しめることを示すスコアを記録した。

 PCMarkVantageの総合スコアでは6669、PCMark05のCPUスコアは8370だった。最新PCとしては突出しているわけではないが、十分に高い水準だ。Core i7-2630QMを搭載する上位シリーズ 2011年夏モデルVALUESTAR Wともスコアとしては似通うものとなっている。一方、グラフィックスはCPU統合のものを使用するので3D描画性能はそれなりだ。高度な3D描画性能を要求する最新のPCゲームには向かないが、FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3のスコアがHIGHで3644が出ているように、やや古いゲームであれば十分プレイできる性能には達している。

 静音性も優秀だ。暗騒音32デシベルの屋内環境でアイドル時36デシベル、高負荷時38デシベルとなった。

 アイドル時も無音ではなく、さすがに耳を澄ますと動作音は聞こえるものの、深夜・就寝中の予約録画時でも気にはならない。また、高負荷時もそれほどうるさくはならないのも好印象。負荷時における騒音レベルの上がり方もゆるやかで、頻繁に上下したりしてわずらわしく感じることもなかった。

デジタルライフを快適にするパーソナルなエンターテインメントマシン

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 本機は、最新の高性能なSandy Bridgeシステムを搭載し、使い勝手のよいテレビ機能と3D立体視機能、ちょうどよいサイズで高画質な液晶ディスプレイ、高音質なステレオスピーカを内蔵し、Office Home and Business 2010もプリインストールするなど、基本的に“ほぼ全部入り”の構成だ。静音性にも優れており、液晶一体型デスクトップPCとしての完成度はかなりハイレベルにある。

 また、2011年7月24日にアナログ放送の停波を控えている。プライベートルームに導入するための地デジ対応テレビとして、高機能なテレビ機能を備えるPCの導入を視野に入れて検討しているユーザーも多いだろう。

 NECはPC、TV、Blu-ray Discレコーダー、オーディオという1台4役をこなせるPCということをアピールするが、PCとしての性能や機能、テレビ機能の使い勝手、液晶ディスプレイの画質、スピーカの音質などを試用した限り、その訴求通り十分に上記の4役をこなせる実力は持っている。PC中心のライフスタイルが確立しているユーザーであれば、これ1台でも十分だと思われる。

 ただ、(一部のモデルを除いて地デジPC全般の弱点となる)テレビを見るためにPCを起動する必要がある点、また、本機は映像入力端子を備えないので、家庭用ゲーム機や別途AV機器などが接続できない点などは留意しておく必要がある。もっとも、「全部1台で済ませなければならない」わけではなく、家庭用ゲーム機のプレイもしたい方やリアルタイムのTV視聴環境にこだわりのある人は別途家庭用テレビを併用しつつ、番組の録画や番組配信機能、編集やBlu-ray Disc記録などは万本機に任せるといった感じで使い分けても、また違った快適なデジタルライフが送れるのではないだろうか。

 本機は、1台4役+3D対応で発売時価格は20万5000円前後、2011年6月末現在、実売16万円前後で販売する店舗も多いようだ。性能、機能、使い勝手を総合して考えれば十分に検討する価値はあるだろう。1人暮らしであまりたくさんの機器を部屋に置きたくないユーザーや、PCだけでなくエンターテインメントコンテンツを個室でパーソナルに楽しみたいといったユーザーにお勧めだ。



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