先週、mini-ITXマザーで目立っていたのは、インテルの「DH61AG」だ。「Thin Mini-ITX」という高さを抑えたフォームファクタを採用しており、幅と奥行きに加えて、高さも抑えているのが特徴。価格は1万2000円前後だ。
DH61AGはH61チップセットを搭載しており、HDMIとDVI出力端子を備えている。1基のPCI Express x4スロットやPCI Express Mini Cardスロット(フル/ハーフ各1基)のほか、ノートPCのディスプレイ接続などに使われる「LVDSフラットパネル」端子も搭載しているのが特徴だ。PC DIY SHOP FreeTは「ボディを工夫すれば、ノートPCを作ることもできそうです。スリムで小さいだけではない、すごく拡張性を備えたマザーだと思いますよ」と話していた。
“小さいだけはない”がキーワードの注目株はPCケースコーナーにもあった。シルバーストーンのmicro ATXケース「SST-TJ08B-E」で、価格は1万円弱。マザーボードを上下逆にして、左側面に固定する特殊設定のケースで、フロントの18センチファンによる吸気でストレージ類とCPUやメモリなどをまとめて冷却できるのが特徴だ。また、底部にはCPUクーラーを支えるためのスタンドを収納するといったギミックも備えている。
ドスパラ パーツ館は「micro ATXタイプで重さ対策まで施したこだわりのケースは意外とないので、小さくてハイスペックを目指す人にオススメです」と話していた。
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