SST-TJ08B-Eと同時期に、最強クラスのmicro ATXマザーも登場している。ASUSTeKのZ68マザー「Maximus IV GENE-Z」で、価格は2万円弱だ。R.O.G.シリーズに属するオーバークロック耐性の強いモデルで電源回路やチューニングツールを充実させているほか、ゲーム向けのサウンドチップ「SupremeFX X-Fi 2」を搭載するなど付加機能も豊富。PCI Express x16スロットを2基備えるほか、HDMI出力も持つ。ツートップ秋葉原本店は「これだけの性能で2万円以下なので値ごろ感が高いです。コンパクトなケースでハイエンドを目指す方にオススメ」と評価していた。
Z68マザーは、MSIからもATXサイズの「Z68A-GD65」がデビューしている。すでに出回っている「Z68MA-ED55」(1万8000円前後)をATXにした強化版といった構成で、PCI Express x16スロット2基とPCI Express x1スロット3基、PCIスロット2基を備えている。映像出力はDVIとHDMI、アナログRGB。価格は2万円弱だ。
クレバリー1号店は「MSIから出る最後のZ68マザーといったラインアップのようです。上位の『Z68A-GD80』(2万9000円前後)よりも機能を抑えつつ、価格とのバランスをとったモデルですね。拡張スロットが充実しているので、さまざまな機能を追加したい人に魅力的だと思います」と語る。
また、AMD 900シリーズの新製品も登場している。AMD 970+SB950を搭載するASRockの「970 Extreme4」で、価格は1万3000円弱。PCI Express x16スロットを3基搭載するATXモデルだ。某ショップは「割安でそこそこ高性能なマシンが組める、ちょうどいいラインアップだと思います。今はA75マザーの勢いに押されていますが、秋ごろには主役の座に躍り出るかもしれませんね」と話していた。
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