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» 2011年07月07日 11時00分 公開

このノートPCは事件だ:“光”がもたらすハイエンドモバイル革命――新型「VAIO Z」を徹底攻略する(前編) (4/6)

[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

極薄ボディながら必要十分なインタフェースも装備

本体右側面のUSB 2.0ポートは、電源オフ/休止/スリープモードでも携帯電話などUSB機器の充電に対応。「VAIOの設定」で機能のオン/オフを行う

 本体装備の端子は、右側面に多くをまとめている。ドッキングステーション/USB兼用コネクタ(USB 3.0機器を接続可能)をはじめ、USB 2.0、HDMI出力、有線LAN、ヘッドフォン出力を装備する。

 左側面の奥にはアナログRGB出力も備える。最近はHDMI出力を採用する一方で、アナログRGB出力をなくすモバイルノートPCも見られるが、外出先でのプレゼンテーションなど、VAIO Zが想定しているビジネス用途を考えると、まだ汎用性の高いアナログRGB出力は必須と判断したという。

 アクセスしやすい前面にはメモリースティック デュオスロット(PRO-HG対応)とSDメモリーカードスロット(SDHC/SDXC/UHS SDR50対応)が並ぶ。

 従来機種と比較すると、USBポートが1基少なくなり、ExpressCard/34スロットが省かれたものの、VAIO ZとしてはUSB 3.0がようやく標準搭載となった。USB 2.0は電源オフでの給電も行える。大幅な薄型化と軽量化を果たしたことを考慮すると、ノートPC本体だけでも十分に実用的な内容といえるが、Power Media Dock側にも各種インタフェースが用意されているので、机上では余裕を持ってさまざまなデバイスを接続可能だ。

前面には2つのメモリカードスロットを用意(写真=左)。背面はSONYロゴをあしらったヘアライン加工のアルミニウム製バーで覆われている(写真=右)。バーの両側にある突起が、液晶を開いたときに本体の下へ回り込み、フットスタンドになる仕組みだ

左側面にアナログRGB出力、大きく開いた排気口、盗難防止ロック用コネクタを配置(写真=左)。右側面にはヘッドフォン出力、カバー開閉式の有線LAN、HDMI出力、USB 2.0、USB 3.0機器も接続できるドッキングステーションのコネクタを備える(写真=右)

 また、液晶フレーム上部には裏面照射構造で感度を高めたExmor CMOSセンサーによる高画質(有効131万画素)タイプのWebカメラも装備。タッチパッド左右ボタンの間には、指紋センサーを用意している。VAIOオーナーメードモデルでは、こうしたWebカメラや指紋センサーの有無、TPMセキュリティチップ(TCG ver.1.2)の追加といったカスタマイズが可能だ。

 本体にはモノラルマイクとステレオスピーカーも内蔵し、サラウンド技術のDolby Home Theater v4も利用できる。ビジネス寄りのハイエンドモバイルノートといえど、こうしたAV機能への配慮はいかにもVAIOらしい。

 音声面では、VAIOオーナーメードモデルで選択できるようになったデジタルノイズキャンセリングヘッドフォンにも触れておきたい。従来のアナログノイズキャンセリングヘッドフォンに比べて、騒音低減効果が約98%と高く(従来は約75%)、航空機、電車、室内といったシーンに合わせて選べるノイズキャンセリングモードを備える。また、マイク指向性機能により、テレビ会議やチャットの相手にクリアな声を伝えられる機能も持つ。

液晶ディスプレイ上部のWebカメラは、ノイズを抑えた暗所撮影が可能なExmor CMOSセンサーの搭載が特徴だ(写真=左)。VAIOオーナーメードモデルで追加できるノイズキャンセリングヘッドフォンは、新たにデジタル仕様となった(写真=右)

 標準仕様モデルの通信機能は、1000BASE-Tの有線LANに加えて、IEEE802.11a/b/g/nの無線LAN/IEEE802.16e-2005のWiMAX、Bluetooth 2.1+EDRを標準装備。VAIOオーナーメードモデルでは、WiMAXに対応しない代わりに送受信最大450Mbpsに対応したIEEE802.11a/b/g/n無線LANを内蔵できるほか、ワイヤレスWAN+GPSの同時搭載にも対応する。さらにワイヤレスWANは、新たにNTTドコモのLTEサービス「Xi」が選べるようになった(8月より提供予定)。

VAIO独自ソフトやインスタントWeb機能を用意

 標準仕様モデルのプリインストールOSは64ビット版Windows 7 Home Premium(SP1)で、オフィススイートはOffice Home and Business 2010が付属する。VAIOオーナーメードモデルでは、OSに64ビット版のWindows 7 Ultimate(SP1)やWindows 7 Professional(SP1)、オフィススイートにOffice 2010の各エディションを選べる。

 写真や動画の管理と編集、ディスクオーサリングにも対応した「PMB VAIO Edition」、コンテンツのリコメンド機能が特徴のメディアプレーヤー「Media Gallery」、本体の専用ボタンで起動するサポート/トラブルシューティングツール「VAIO Care」など、VAIO独自のアプリケーション群は健在だ。

 また、Windows 7を起動せずにワンボタンで専用のWebブラウザをすばやく立ち上げてインターネットにアクセスできる「Quick Web Access」機能も持つ。

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