CPUクーラーで話題を集めていたのは、クーラーマスターの3モデルだ。サイドフローの大型クーラー「Hyper 212 EVO」と、中型サイズのサイドフロー「Hyper TX3 EVO」、全高59ミリのトップフロー型「風神スリム」で、価格は順に4000円弱、3000円弱、4000円弱となる。いずれもLGA 2011まで対応したユニバーサル仕様だ。
このうちHyper 212 EVOは、CPUと接触する面全体にヒートパイプを引き延ばしており、最も注目されていた。TSUKUMO eX.は「従来の“直つけ”タイプは、CPU接地面にヒートパイプが数本走っているデザインでしたが、Hyper 212 EVOは1面にヒートパイプを伸ばしているので、素材間の溝がなく、より効率的に冷却できるのがポイントです」と解説する。
電源ユニットの新製品も多かった。大容量タイプで注目されていたのは、シルバーストーンの80PLUS GOLD認証シリーズ「STRIDER Gold Evolution」だ。1250ワットと1000ワット、850ワット、750ワットの4モデルが登場しており、価格は順に2万7000円弱と2万3000円弱、2万円弱、1万8000円弱となる。
クレバリー1号店は「まっすぐ伸びる風が送れるファンを採用したことで、電源変換効率が従来モデルより高くなっています。ノイズも抑えられていますし、高品質を求める人に売れてくれると思いますよ」と期待する。
定格700ワット以下のクラスでは、サイズの「RAGE POWER」シリーズが多数投入されていた。容量別のラインアップは、700ワットと600ワット、500ワットで、それぞれにプラグインタイプが用意されている。プラグインタイプの価格は順に、1万円弱と9000円弱、8000円弱で、ケーブル固定タイプはそれぞれ1000円安くなる。
ツートップ秋葉原本店は「500ワットと600ワットは80PLUS BRONZEですが、700ワットモデルは80PLUS SILVER認証となっています。プラグイン型でも1万円以下ですから、リーズナブルさで人気が出そうです」と話していた。
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