「アキバはこーゆーのが売れないとね」――Ivy Bridge版Xeonが一斉デビュー!古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2012年05月21日 11時47分 公開
[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]
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キーワードはXeon――7万円の化け物マザーに、11種類のIvy Bridge世代CPUがデビュー

 先週は、サーバ/ワークステーション向けCPU「Xeon」がらみの話題作が多かった。

 マザーボードで目立っていたのは、LGA 2011ソケットを2基搭載するEVGAのマザー「Classified SR-X」だ。チップセットはIntel C606で、Sandy Bridge世代の上位CPU「Xeon E5」シリーズに対応する。一般的なXeonマザーと違い、オーバークロック向けの機能を多数盛り込んでおり、PCI Express x16スロットを7基、メモリスロットを合計12基そろえるなど、拡張性も高い。フォームファクタはFPTX(345×381ミリ)で、価格は7万円弱だ。

 入荷したパソコンショップ・アークは「大ぶりなマザーなので搭載できるケースが限られますが、現行品で最強構成を目指す人に最適なマザーだと思います。Xeon使いの人も増えていますし、注目している人は多そうですよ」と話していた。

EVGA「Classified SR-X」

 一方、Xeonそのものの新シリーズも登場している。LGA 1155に対応する「Xeon E3 v2」シリーズで、複数のショップから合計11種類の入荷が確認された。価格や主なスペックは以下の通り。

モデル名 コア数 標準クロック 内蔵GPU TDP 価格
Xeon E3-1290 v2 4 3.7GHz なし 87ワット 8万円前後(バルク/セット販売限定)
Xeon E3-1280 v2 4 3.6GHz なし 69ワット 5万円台後半
Xeon E3-1275 v2 4 3.5GHz Intel HD4000 77ワット 3万3000円弱
Xeon E3-1270 v2 4 3.5GHz なし 69ワット 3万1000円前後
Xeon E3-1265L v2 4 2.5GHz Intel HD4000 45ワット 2万8000円前後
Xeon E3-1245 v2 4 3.4GHz Intel HD4000 77ワット 2万6000円弱
Xeon E3-1240 v2 4 3.4GHz なし 69ワット 2万5000円前後
Xeon E3-1230 v2 4 3.3GHz なし 69ワット 2万2000円前後
Xeon E3-1225 v2 4 3.2GHz Intel HD4000 77ワット 2万1000円前後
Xeon E3-1220 v2 4 3.1GHz なし 69ワット 1万9000円前後
Xeon E3-1225L v2 2 2.3GHz なし 17ワット 1万8000円前後(バルク/セット販売限定)

 全モデルがハイパースレッディングに対応しており、「E3-1225L v2」以外は4コア/8スレッドで動作する。内蔵GPUの有無の差が大きく、モデルナンバーの1ケタが0のモデルはGPU非搭載となる。また、末尾にLがつくモデルは消費電力が低く、とくにE3-1225L v2はTDPが17ワットと、きわめて低いのがポイントだ。

 パソコンハウス東映は「Xeonは動作確認がとれていないマザーが多いですが、Sandy Bridge世代のころからけっこう売れるようになってきたので、Ivy版も期待しています。GPUなしや超低電圧なモデルが選べるなど、Core iシリーズだけよりも選択肢の振り幅が広がるので、注目している人も多そうです。こういう“ちょっと難易度は高いけど面白いパーツ”が売れるのって、アキバっぽくないですか」と話していた。

 いくつかのショップでは独自に動作確認を行っている。PC DIY SHOP FreeTは「試した範囲でいうと、最新BIOSにアップデートすれば、主要メーカーのZ77マザーなら大抵動くようですね。逆に、Z68マザーだと最新BIOSでもPOSTもしないみたいです」と語る。その中で株を上げたのはASRock製マザーだとか。「ASRockのZ77マザーだけはBIOS更新しなくても普通に動きました。導入時のつまづきを避けたいなら、今回はとりあえずASRock製マザーを選ぶのがいいかもしれません」とのこと。

インテル「Xeon E3-1265L v2」。リテールパッケージはCPUクーラーも付属する(写真=左)。PC DIY SHOP FreeTのXeon E3 v2価格表(写真=中央)。FreeTの猪狩氏が独自検証した結果を店頭に張り出していた(写真=右)

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