視点をローエンドからグラフィックスカード全般に移すと、やはり勢いがあるのはハイエンドだ。GeForce GTX 680搭載カードが安定してヒットしており、先週登場したZOTACのGDDR 4Gバイトメモリ版「GeForce GTX 680 4GB」と、オーバークロック仕様の「GeForce GTX 680 AMP! Edition」も順調に売れていた。価格は純に7万円弱と6万5000円弱だ。
TSUKUMO eX.は「4Gバイト版を探している人はけっこう多いので、本命のZOTACだけにすぐ売れると思います。AMP!のオリジナルクーラーを狙っている人も少なくないでしょうし」とどちらにも好調な売れ行きを予想していた。
一方、ミドルレンジの売れ行きは、Radeonの優勢が続いているようだ。ソフマップ秋葉原本館は「GeForceはGTX 560 Tiを中心に売れていますが、新しい世代がすでに出回っているRadeon HD 7770/7750の人気が安定しています」と語る。そんな中、Sapphireからオーバークロック仕様のRadeon HD 7770搭載カード「VAPOR-X HD7770 GHZ EDITION」が登場した。価格は1万7000円前後だ。
某ショップは「全体的な勢いはGeForceにありますけど、売り上げの中心を担うミドルレンジは先行のRadeonが強く握り続けている感じです。HD 7770カードなら2万円弱でオリジナルクーラー搭載のオーバークロックモデルが買えますし。これがGeForceのミドルレンジ登場までの天下なのか、その後も強度を保ち続けるのか、個人的に注目しています」と話していた。
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