デスクトップPCは、従来製品のコンセプトを継承した2機種4モデルを投入する。いずれもIvy Bridge世代のCPUをカスタマイズの選択肢に加えている。また電源効率90%以上の「80PLUS GOLD」電源を搭載しており、省電力にも注力した構成となっている。特にウルトラスリム型(US)はアイドル時の消費電力が10ワットを下回る(SSD搭載モデルの場合)。
上位の「HP Compaq Elite 8300 Desktop PC」シリーズは、ミニタワー型(MT)、省スペース型(SF)、ウルトラスリム型(US)の3種類のボディサイズから選べる。いずれも2012年6月21日に販売を開始する。価格はMT型が8万1900円から、SF型が8万850円から、US型が7万3500円からだ。
Intel Q77 Expressチップセットを搭載し、Core i3-2120(3.3GHz)やCore i7-3770(3.4GHz/最大3.9GHz)のCPU、250GバイトHDDや120GバイトSSD、CPU統合型グラフィックスコアやAMD Radeon HD 7450(グラフィックスメモリ1Gバイト)などが選択可能だ。ウルトラスリム型の場合は、CPUの選択肢がPentium G640(2.8GHz)、Core i3-2120(3.3GHz)、Core i5-3470S(2.9GHz/最大3.6GHz)、Core i5-3570S(3.1GHz/最大3.8GHz)、Core i7-3770S(3.1GHz/最大3.9GHz)とTDP65ワットクラスのCPUが中心になる。
下位クラスの「HP Compaq 6300 Pro SF Desktop PC」は、省スペース型ボディを採用し、Intel Q75 Expressチップセットを搭載。CPUはCelelon G540(2.5GHz)、Core i3-2120(3.3GHz)やCore i5-3570(3.4GHz/最大3.8GHz)などが選べるが、Core i7は用意されていない。2012年6月21日に発売し、価格は4万9350円から。
エントリーワークステーションの「HP Z220 Workstation」は、ミニタワー型の「HP Z220」と、ミニタワー型に比べて体積を約3分の1に抑えた省スペース型の「HP Z220 SFF」を用意した。発売日は2012年7月2日で、価格はZ220が12万9780円から、Z220 SFFが11万5500円からとなる。
今回のモデルでは、同社のワークステーションでは初めてインテル・スマート・レスポンス・テクノロジーに対応した。カスタマイズでキャッシュ用の24GバイトSSDを搭載できる。
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