「今年は新しいやつ、持ってこれましたよ」――2012 AKIBA PC-DIY EXPO 〜夏の陣〜リポート来場2万人(1/2 ページ)

» 2012年06月26日 11時46分 公開
[古田雄介(ぜせ),ITmedia]

「台湾の熱気を持ってきました」――約2万人が詰めかけた一大イベント

「2012 AKIBA PC-DIY EXPO 〜夏の陣〜」会場の様子

 6月23日と24日、ユニットコム主催の大型自作PCイベント「2012 AKIBA PC-DIY EXPO 〜夏の陣〜」がベルサール秋葉原で開催された。AKIBA PC-DIY EXPOは2010年から毎年主に夏と冬に開かれており、今回で6回目を迎える。このうち“夏の陣”は、6月初旬に台湾で行われる国際コンピューター見本市「COMPUTEX TAIPEI」で展示された製品やデモ機が国内で披露される絶好の機会となっており、今回は主催側も「台湾Computexの興奮を秋葉原に!」と関係性を前面に出している。会場には過去最高となる約2万人が訪れ、両日とも大いに賑わった。

 メーカーやブランドごとに別れたブースは40以上にのぼる。今回は全体的に本邦初公開となる製品や試作品が豊富で、あるメーカー代理店スタッフは「前回の冬の陣(2011年)のときは目新しいモノを持ってこられなかったので、今回はその分を取り返す勢いでそろえてきました。2012年秋口ごろまでの流れが感じ取ってもらえるかなと思います」と自信をこめて話していた。

インテルのブースでは、有名オーバークロッカー・duck氏によるOCイベントが行われていた(写真=左/中央)。マイクロソフトは「Kinect for Windows」の実演デモを実施。全身を動かして窓辺ななみなどが操作できるステージを設置した(写真=右)

「スコアは同じでも挙動は違うんです」――ハイもミドルも気合い十分のNVIDIA

 GeForce 600世代(Kepler世代)が好調なNVIDIAは、大規模なブースでさまざまな体験デモを実施していた。GeForce GTX 680カードで3D Vision Surroundを構築したバトルフィールド3マシンや、10年前の映像デモを最新世代用に大幅リメイクした「A New Dawn」などを用意。

 その中でも、特に評判が良かったのは、GeForce GT 640カードとCPU内蔵GPUのパフォーマンスの違いが実感できる、「PHANTASY STAR ONLINE 2」のベンチマーク比較デモだ。同社スタッフは「ベンチマークスコアは同じくらいなのですが、GT 640マシンのほうが、キャラクターが走る動きなどを格段にスムーズに表現できるんですよ。『ゲームをするならやっぱり専用のパーツだよね』とアピールできたかなと思います」とうれしそうに語る。

NVIDIAのブース(写真=左)。「Super Over Clock」シリーズのギガバイト製GTX 680カードなど、未発表モデルも展示されていた(写真=中央)。最も好評だったという、GT 640とCPU内蔵GPUのパフォーマンス比較デモ(写真=右)

 また、メインステージを使った同社のセッションでは、Keplerで導入したGPU Boostの構造などを解説し、大勢の観衆を集めた。Kepler世代のGPUは標準クロックとGPU Boostクロックが示されているが、セッションでは「GPU Boostのクロック数はあくまで指標で、上限に設定しているわけではありません。冷却性能が優れた環境では、設定次第で自然にBoostクロックを超えていくこともあります」とかみ砕いて伝え、観衆も頷きで応えていた。

プレイ可能な状態で置かれていた3D Vision Surroundマシン(写真=左)。NVIDIAのセッション(写真=中央)。セッションでも「A New Dawn」を披露。髪の毛が1700本から4万本に増えるなど、表現力が段違いに上がっている(写真=右)

 一方、Sapphireブースには、6Gバイトメモリを搭載するRadeon HD 7970カード「VAPOR-X HD 7970 6GB」や、1スロットでロープロファイル対応のコンパクトなRadeon HD 7750カードなどが展示されていた。スタッフによると、VAPOR-X HD 7970 6GBは近日、HD 7750カードのほうは秋までには投入する予定とのことで、Radeon陣営にも要注目だ。

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