マザーボードにも目新しいモデルが多くみられた。MSIのブースでは、Z77マザーの新製品「Z77A MPower」などを展示。同社は「機能をシンプルにしてコストパフォーマンスを高めつつ、電源周りをしっかり強化しています。多機能なハイエンドとは別の方向で人気が出るかなと期待しています。7月中には出したいですね」と語る。
Sapphireブースには、前述のグラフィックスカードとともに、同社では珍しいマザーボード類が多数並んでいた。AMD系の次世代ソケット「Socket FM2」を採用したmini-ITXマザー「PURE Platinum A75i」のほか、Z77搭載のATXマザー「PURE Platinum Z77」と、同mini-ITX「PURE Platinum Z77i」も展示していた。
同社は「海外ではゲーミングブランドとしてマザーボードも展開しています。日本でも売り出したいと思っているのですが、まだ検討中といった段階です。お客さまの要望をいただければうれしいです」と話していた。
ASUSTeKは、R.O.G.シリーズのZ77マザーを披露していた。ともにE-ATXサイズの「MAXIMUS V EXTREME」と「MAXIMUS V FORMULA」で、「オーダーも始まっていない状況で価格も未定ですが、7月中旬から8月の間に売り出せればと思って動いています」とのことだ。
ベンチマーク台で目立っていたのは、AeroCoolのブースにあった「STRIKE-X AIR」だ。E-ATXサイズのマザーボードまで搭載できる仕様で、上部に大型ファンを装備したメッシュ状のカバーをつけている。発売時期と価格は検討中の段階ながら、同社スタッフは「1万円くらいで1ショットどーんと売り出して、インパクトを残すのもアリかと思っています」と意欲的に語っていた。
そのほか、ザルマンのブースでは、PCケースや冷却パーツに加え、iPhoneドック付きの電気スタンドやキーボードなど、机上用のさまざまなアイテムが展示されていた。「笊化」というコンセプトを掲げており、同社スタッフは「PCケースや冷却パーツ、周辺機器にいたるまで、ザルマン製品で環境を強化しようという意味合いを込めました。笊化という言葉は、Wikipedia日本語版のザルマン関連項目に載っているくらい浸透しているんですよ」と話していた。すみません。なんだか恐縮です……。
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