“Ivy Bridge”こと第3世代Coreが4月29日の0時に販売解禁となった。これにあわせて、秋葉原のPCパーツショップは臨時営業を行い、声優や著名ライターを招いたトークショーや特価販売、ビンゴ大会などで新CPUの登場を盛り上げた。
深夜販売を行ったのは、ドスパラ パーツ館、ツートップ秋葉原本店、PC DIY SHOP FreeT、クレバリー秋葉原店の4店舗。22時過ぎから整理券を配り、0時の商品受け渡し前にカウントダウンを行う恒例の流れで、21時過ぎには合計で100人を超える人が各ショップの前に並び始めた。最終的には300人から400人ほどのユーザーが深夜のアキバに集まったと思われる。
こうした“お祭り”に足を運ぶユーザーとあって、最も売れていたのはクロック可変の上位モデル「Core i7-3770K(3.5GHz/最大3.9GHz)」という声が各ショップから聞かれた。一時は初回の供給量が心配されたIvy Bridgeだったが、「数字は言えませんが十分な量をそろえることができました。すぐになくなるということはないと思います。連休を利用してお求めいただければ」(ドスパラ)と話しており、結果的には比較的潤沢に在庫を確保できたようだ。


ドスパラ秋葉原本店ではテクニカルライターの高橋敏也氏と、声優界のスキマ産業こと白石稔氏がトークショーを開催(写真=左)。高橋氏は、22ナノプロセスルールや3DトライゲートトランジスタといったIvy Bridgeの特徴を解説した。「パフォーマンスの向上はこれから。パフォーマンスについて聞かれたら別の話をしてください」(同氏)。なお、高橋氏が自作ユーザーにオススメする構成は、3770K+Z77で鉄板とのこと。ちなみに白石さんにオススメしていた構成は無印の3770とH77の組み合わせだった(写真=中央)。販売解禁の瞬間(写真=右)そして0時、各店舗前でカウントダウンのかけ声が始まり、0時1分にようやく販売解禁となった。ドスパラとその向かいに位置するFreeTで、なぜかカウントダウンに“時差”が発生するといった不思議な光景は見られたものの、無事カウントダウンを終えて商品の引き渡しを開始。解禁前は大人の事情で「例のCPU」「新CPU」としか言えなかった店員さんが、大声で「Ivy Bridge」と連呼していたのが印象的だった。
|
インテルの最新CPU「第3世代Coreプロセッサー・ファミリー」(コード名:Ivy Bridge)が4月29日に発売され、深夜販売を実施したアキバのPCパーツショップに多くのユーザーがつめかけた
(表示されない場合はこちらから) |
深夜販売の様子は「古田雄介のアキバPickUp!!」で詳しくリポートしていく。
第3世代Core iのアレコレをギリギリまで:大解説! Ivy Bridgeの新技術と対応インタフェースの謎
第3世代がやってきたぞー!:インテル、“Ivy Bridge”こと「第3世代Core」を正式発表
週末アキバ特価リポート:2TバイトHDDが7000円台……6000円台!?
週末アキバ特価リポート:1000円切りのレア特価を狙え! “最終入荷フロッピー”にBTヘッドセットなど
「石を載せ換えるか否かが選択のカギになりそう」――Z77/H77/B75マザーが登場!
「ほかのショップがやらないほどやろうというコンセプトで(笑)」――Z77マザーの深夜販売
マザーだけで深夜販売……だと!? ツートップが7日の深夜23時に臨時開店
「初回ロットじゃないと」 初期“ロクハチ”に注がれるコアな視線
残り物の福を狙え!――GeForce GTX 580の値下げが加速
「こういう奥深さも必要でしょう」――Sandy Bridge世代の「Xeon E5」が登場!
性能アップ、電力削減:次世代データセンターの新基準へ――インテルが「Xeon E5-2600/1600」を発表
「各店舗の自負を反映させます」――クレバリー秋葉原店、オープン
クレバリー1号店、15年の歴史に幕 「まあ、今後も続きますから……」
「A6-3670K」が7970円!――クレバリー1・2号店、最後の週末!
「きょうも価格破壊が起きています」――Class 10の32GバイトSDHCが1980円!Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.