「初回ロットじゃないと」 初期“ロクハチ”に注がれるコアな視線古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2012年04月02日 09時38分 公開
[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

「もう争奪戦状態ですね」 ASUSTeKのGTX 680カード人気が過熱!

ソフマップ リユース総合館に並んでいたGeForce GTX 680カード

 3月22日に販売解禁となったGeForce GTX 680搭載グラフィックスカードは、複数のショップで「入ったら即売れ」(パソコンショップ・アーク)といった状況が続いている。ソフマップ リユース総合館が「消費電力が控えめながら、次世代からの性能アップは大きいです。価格も6万円以下と手を出しやすいですし、1年半ぶりに登場したNVIDIAのハイエンドモデルということで、潜在ニーズはかなりあると思いますね」と語るとおり、初回だけの勢いにとどまらない安定したヒットを期待する声が多い。

 一方で、あくまで初回ロットにこだわるコアなユーザーもいるようだ。PC DIY SHOP FreeTは「メーカーは仕入れたGPUを選定して、クロックの上げ幅が高いもので高付加価値なオーバークロック(OC)版を製造します。しかし、初回ロットはまだランク分けが済んでいないので、本来はOC版に回されるようなGPUが普通に混ざった状態で出荷されているんですよ。つまり、安定供給されるであろう次回ロットでは出会えないような、OC耐性の高い個体が入手できる可能性があるわけです」と解説する。

 特に生産量が多いメジャーメーカーの初回ロットは優秀な個体にあたる可能性が高いというウワサもあり、先週末に登場したASUSTeKの「GTX680-2GD5」も多くのユーザーの注目を集めた様子だ。価格は6万円弱で、すでに品薄となっていた。

 同店は「もともとASUSTeK製品を狙っていた人もいますし、“初回のロクハチ”という条件からしても、GTX680-2GD5がラストチャンスとなります。一見、ただのリファレンスデザインのロクハチですけど、分かる人には相当旨味のあるカードなんです。もう、争奪戦状態ですよ」と話していた。

ASUSTeK「GTX680-2GD5」。標準デザインの基板となっている。補助電源も標準の6ピン×2基だが、追加できる余地がある。PC DIY SHOP FreeTは「OC版向けの高電圧仕様を想定している気がしますね」という

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月07日 更新
  1. SSDの“引っ越し”プラスαの価値がある! 税込み1万円前後のセンチュリー「M.2 NVMe SSDクローンBOX」を使ってみる【前編】 (2024年05月06日)
  2. 出荷停止となったAmazon認定スタンドの空席を埋められる? 「Fire HD 8 Plus」「Fire HD 10 Plus」に対応したサードパーティー製ワイヤレス充電スタンドを試す (2024年05月07日)
  3. AIに予算20万円以下でピラーレスケースのビジネスPCを組んでもらって分かったこと (2024年05月04日)
  4. サンワ、ペンを持つように操作できるペン型マウス (2024年05月01日)
  5. WindowsデバイスでVPN接続ができない不具合/NVIDIAのローカルAI「ChatRTX」にAIモデルを追加 (2024年05月05日)
  6. レノボ「Legion Go」の“強さ”はどれだけ変わる? 電源モードごとにパフォーマンスをチェック!【レビュー後編】 (2024年05月03日)
  7. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  8. Steamで「農業フェス」開催中! ポイントショップでは無料アイテムも (2024年05月03日)
  9. Core i9搭載のミニPC「Minisforum NAB9」は最大4画面出力に対応 ワンタッチでカバーも取れる その実力をチェックした (2024年05月01日)
  10. Intel N100搭載のChromebookは本当に重たくない? Lenovo IdeaPad Flex 3i Gen 8で動作をチェック! (2024年05月02日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー