本体の薄さはキーボードに優先する──Lenovo幹部が語る“これからのThinkPad”アジア太平洋州とラテンアメリカのトップがTokyoに(2/2 ページ)

» 2012年09月05日 20時34分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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Lenovo過去最大のローンチイベントでIdeaPad YOGAをアピール

 ワールドワイドでコンシューマーシリーズ、特にIdeaシリーズのマーケティングを取りまとめるレイノルズ氏は、コンシューマー市場におけるLenovoのポジションが、デスクトップPC部門でHewlett-Packardを抜いて第1になったことや、ワールドワイドでPCベンダー第3位のシェアを確保したこと、そして、過去12カ月連続で業績が成長していることを紹介した。

Lenovo ワールドワイドコンシューマプロダクトローンチ担当上級ディレクターの ニック・レイノルズ氏(写真=左)。ワールドワイドにおけるコンシューマーPC市場のシェア推移(写真=中央)。アジア太平洋州とラテンアメリカ各国におけるシェアと成長率(写真=右)

 レイノルズ氏は、Ideaシリーズの注目モデルとして、Ultrabookの「IdeaPad U300s」、液晶一体型PCでディスプレイが水平になる「IdeaCentre A720」、そして、2012 Internarional CESで公開して、今後発表する予定の「IdeaPad YOGA」を取り上げている。特に、IdeaPad YOGAは、ダブルヒンジを採用した液晶ディスプレイを底面側に360度回転することで、スレートタイプのタブレットPCとして利用できる変形機構で多くの関係者やユーザーが注目していると説明する。

 レイノルズ氏は、IdeaPad YOGAの仕様についても言及している。すでに、2012 Internarional CESで明らかになっている部分もあるが、10点同時対応マルチタッチや13.3型ワイド液晶ディスプレイの搭載、第3世代Coreプロセッサー・ファミリー世代のCore i7シリーズの採用、システムメモリの容量は8Gバイト、そして、ボディの厚さが16.9ミリで重さは1.43キロであること、実売予想価格が最小構成で999ドル、8時間以上のバッテリー駆動を目指すことを紹介している。なお、Lenovoは、Windows 8の正式発表を受けて、大規模なIdeaPad YOGAのローンチイベントを行う計画だが、製品の出荷時期については、それぞれの国における市場動向に合わせて開始するとしている。

利用目的に合わせて「Laptop」「Tablet」「Tent」「Stand」の形態を“柔軟”に使い分けるIdeaPad YOGA(写真=左)。液晶ディスプレイを360度回転できるダブルヒンジは2万5000回動作の耐久テストをクリアしたと説明する(写真=中央)。IdeaPad YOGAは、重さ1.43キロ、厚さ16.9ミリのボディでバッテリー駆動時間は8時間以上を目指す(写真=右)

インタビュー会場にあったIdeaPad YOGAのサンプル機材は、天板と底面をIdeaPad U300sと同じ“クレメンタインオレンジ”にしていた

左側面にはHDMIとUSB 3.0、ヘッドセット端子、ボリューム調整スイッチを搭載し(写真=左)、正面には画面回転ロックボタンと電源ボタンをならべ(写真=中央)、右側面にはメディアカードスロットとUSB 2.0、角型形状の電源コネクタを用意する(写真=右)

ThinkPad Tablet 2はWindows 8 Proモデルを用意する

 リウ氏は、担当するタブレットデバイスから注目モデルを紹介し、9型ワイド液晶ディスプレイを採用して、CPUにTegra 3(動作クロックは1.2GHz)を搭載する「IdeaTab A2109」、10型ワイド液晶ディスプレイを搭載して重さが580グラム、本体の厚さが8.7ミリで、キーボード搭載ドッキングステーションが利用できる「IdeaTab S2110」、そして、“Medfield”世代のAtom SoCを採用する「ThinkPad Tablet 2」を取り上げた。

 ThinkPad Tablet 2は、すでに海外で一部の仕様とともに発表しており、日本でもその姿を(短時間ながら)公開している。リウ氏が示した資料では、10.1型ワイド液晶ディスプレイを搭載して、解像度は1366×768ドット。OSはWindows 8(採用するエディションは、クライアントのニーズに合わせて“異なる”と説明している)を導入する。本体の重さは650グラムで、本体の厚さは10ミリ以下になるという。HD対応Webカメラを本体の表側と背面側に内蔵するほか、無線LAN、3Gなどの無線接続を利用できる。また、本体には指紋センサーとNFC機能を内蔵する。バッテリー駆動時間は10時間程度(Webページ連続アクセスで)になる見込みだ。

9型ワイド液晶ディスプレイを採用するタブレットデバイス「IdeaTab A2109」に(写真=左)、キーボード搭載拡張バッテリー内蔵のドッキングステーションが付属する「IdeaTab S2110」など、Lenovoのタブレットデバイスは、中国向け出荷が最優先で、その後、各国市場での適正を検討して出荷を決定するという(写真=中央)。ThinkPad Tablet 2は、“MedField”世代のAtomを採用したタブレットPCだ。重さ650グラムの本体で10時間のバッテリー駆動を目指す(写真=右)

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