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モバイル向けのUltrabookは、気軽にどこにでも持ち出せるため、盗難の被害にあうリスクも高くなる。
特にソニーが発売したスライダーハイブリッドPCこと「VAIO Duo 11」のような“イケメン”は要注意だ。キーボードモードとタブレットモードを「カシャッ」「パタン」と瞬時に切り替えられるギミック(ソニーはこれをSurf Sliderデザインと呼ぶ)は大変魅力的だが、あまり調子に乗って自慢し、他人の所有欲を刺激しすぎるのも考えものである
もっとも、VAIO Duo 11には万が一盗難にあったり、紛失した際のセーフティネットも用意されている。それがUltrabookに備わった「インテル アンチセフト・サービス」(IATS)だ。これを利用すると、盗難時や紛失時にPCを起動できないようロックをかけ、大事なデータの流出を防げる。
このIATSを利用するには、PC(搭載するインテル製CPU)が対応していることに加えて、サービスプロバイダ(セキュリティ業者)との契約が必要になる。VAIO Duo 11の場合、標準で90日間無料で利用できるライセンス(サービスプロバイダはマカフィー)が付属している。せっかくタダで使えるのだから試してみない手はない。
それでは、VAIO Duo 11の90日間無料ライセンスでIATSを試してみよう。
まずは、デスクトップにある「インテル アンチセフト・サービス」のショートカットアイコンをダブルクリックする。起動したウィンドウでマカフィーのアカウントを登録した後(既にアカウントを持っているユーザーは除く)、マカフィーのWebサイトにログインし、IATSのソフトウェアをダウンロードしてインストール。その後にセットアップ(初期設定)を行って、保護を有効にするという手順を踏む。
意外と工程数は多いが、画面の指示に従っていけばいいので、設定は難しくない。
初期設定後に「インテル アンチセフト・サービス Web 管理コンソール」にログインすると……、おお、地図上にしっかりデバイスの場所が表示されているではないか。
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