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» 2013年06月02日 00時01分 公開

自作派必読:第4世代Coreの性能は? 「Core i7-4770K」で速攻検証!! (4/4)

[石川ひさよし(撮影:矢野渉),ITmedia]
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最上位GPUではない最上位CPU、されどOCできる「K」

 さて、自作派にとって「Haswellは買いなのか」というところが最も気になる点だろう。これについ考えると、まずCPU性能に関しては確かに向上しているが、ベンチマーク結果を見る限り「劇的」なものではない印象だ。その点、CPU性能のみに注目するユーザーからすると、肩透かしなのかもしれない。

 ただし、“CPUトータル”として見ると、GPU性能は大きく向上しており、その点を含めてみれば、プラットフォームとしてのパフォーマンスは向上している。また、これに関連して3Dグラフィックスでの電力効率も向上していると言うことはできる。CPUだけでなく、GPUを含めた「アーキテクチャ」の改良という視点だ。統合GPUの利用を前提に考えているのであれば、この点がHaswellへ移行するメリットになる。

 これらの点を踏まえたうえで、Core i7-4770Kに絞って見た場合、アーリーアダプタ以外のユーザーが4770Kを目指すメリットはどのくらいあるのだろうか。

 対Ivy Bridgeで見る限り、グラフィックスカードを挿すことが前提のゲーマーにとっては、メリットが薄いという結果だ。少なくともCore i7-3770Kを使っているユーザーが乗り換えることで得られるメリットは、Intel Z87で6ポートに増えたSerial ATA 3.0による足回りの強化といった、フレームレートには直結しない部分だろう。もちろん、Core i7-2600K以前のCPU、特に第1世代Core i7でゲームをしているユーザーならば、CPU性能の向上幅も大きく、フレームレートも向上できると思われる。

 Core i7-4700Kの統合GPUは、Intel HD 4600で「GT2」だが、すでに明かされているとおり、この上位GPU「GT3/GT3e」として、「Intel Iris Pro Graphics」「Intel Iris Graphics 5100」「Intel HD Graphics 5000」も展開される。デスクトップPCで最上位のCore i7-4770Kにこれら上位のGPUが採用されなかったのは、おそらくCore i7-4770Kを選ぶユーザーの多くがグラフィックスカードを追加するだろう、といったIntelの読みからではないだろうか。

 しかしこの選択により、統合GPUを使う/使わないに関わらず、スペックとして見た最上位CPUとしての魅力が、若干薄らいだ印象も受ける。難しいところだが、最上位CPUは最上位GPUを搭載していて欲しかったというのが正直な感想だ。

 ただし、倍率ロックフリーでオーバークロックできるという「K」の特徴は変わらない。今回はオーバークロックを試していないため、OC耐性について言及することはできないものの、OCを狙う人にとっての魅力は、従来の「K」同様だ。HaswellのOC耐性はどうなのか、そしてIvy Bridgeではソルダリングの変更、“殻割り”が話題となったが、新しいHaswellはどうなっているのか、こうした点を突き詰めるという楽しみ方もあるだろう。

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