「VAIO Pro 11」「VAIO Pro 13」徹底検証(前編)――ソニーがHaswellで実現した“世界最軽量”タッチ対応UltrabookVAIO Z/VAIO Tとの比較も(4/6 ページ)

» 2013年06月12日 12時30分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

VAIO Pro 11は約11時間、VAIO Pro 13は約13時間のロングバッテリー

 バッテリー容量と公称の駆動時間は、VAIO Pro 11が32ワットアワーで約11時間、VAIO Pro 13が37ワットアワーで約13時間とされている。「VAIO Duo 11」(2012年秋冬店頭モデルのSVD11219CJB)が、39ワットアワーで約7時間だったことを考えれば、格段の進歩だ。

ソニーが公開したVAIO Pro 11(左)とVAIO Pro 13(右)の内部構造写真。パームレストからキーボードの多くの部分を薄型のバッテリーが占有している。メモリはオンボードで実装、ストレージや無線LAN/BluetoothモジュールはM.2(NGFF)端子でつながれている。CPUとチップセットが1パッケージにまとまったため、ヒートパイプとファンの配置もすっきりしている

 ユーザーによる内蔵バッテリーの着脱はできない仕様だが、オプションで本体底面に増設する37ワットアワーの拡張シートバッテリー「VGP-BPSE38」(9980円)が用意されている。これを装着すれば、VAIO Pro 11で約23時間、VAIO Pro 13で約26時間と、丸1日バッテリーで使えてしまうほどの長時間駆動が可能になる。

 シートバッテリーはVAIO Pro 11/13共用で、くさび型から奥側をえぐりとったようなフォルムだ。装着すると奥側の背が高くなり、パームレストの手前を接地面ギリギリまで下げたデザインが保たれるとともに、本体とバッテリーの間に放熱のための空洞ができる。確かに手前側の厚みが増してしまうと、キーボードの操作感はかなり変わってきてしまうので、このデザインは理解できるところだ。

 ただし、シートバッテリーを装着すると、重さは約290グラム増え、最厚部の厚さはタッチパネル非搭載で33.8ミリ、タッチパネル搭載では35.2ミリまで膨らむ。薄型ボディによるバッグでの収まりのよさという利点は損なわれてしまうが、フルフラット世代のVAIOノートからは駆動時間が圧倒的に延びているので、許容できるだろう。

シートバッテリー「VGP-BPSE38」はVAIO Pro 11(写真=左)にもVAIO Pro 13(写真=右)にも装着できる仕様だ。本体底面のバッテリー装着用カバーは、なくさないよう注意したい
シートバッテリーは本体の後方に装着され、最厚部の厚さはタッチパネル非搭載で33.8ミリ、タッチパネル搭載では35.2ミリまで膨らむ
背面からシートバッテリーを装着した状態を見ると、本体の下に放熱用の空間が確保されているのが分かる
本体後部が持ち上がるため、パームレスト手前が設置面に近いデザインは保たれる
VAIO Pro 11(写真=左)とVAIO Pro 13(写真=右)にシートバッテリーを装着した状態を側面から見ると、後方に放熱用の空洞ができている

無線LANルータと合体できるユニークなUSB給電機能付きACアダプタ

 標準添付のACアダプタは、実測でのサイズが39(幅)×105(奥行き)×27(高さ)ミリ、重量が241グラム(本体のみ196グラム、電源ケーブル45グラム)だ。小型モバイルPCのACアダプタとして特に小さいわけではないが、9ミリほど張り出すDCケーブルの接合部が短辺側についているので、ケーブルを畳んだときに収まりがよく、持ち運びは苦にならない。

新デザインのACアダプタを採用。VAIO Pro 11(写真=左)にもVAIO Pro 13(写真=右)にも同じものが付属する

 このACアダプタは特別小さくない代わりに、充電用のUSBポートを1基備えているのがポイントだ。スマートフォンやモバイルルータなどの充電に役立つだろう。ACアダプタの出力仕様は45ワット(10.5ボルト/3.8アンペア)、USBポートからは5ワット(出力5ボルト/1アンペア)の出力が可能だ。

 さらにオプションでは、ACアダプタと合体するコンパクトな無線LANルータ「VGP-WAR100」(3980円)も用意されている。ホテルなど有線LANでのインターネット接続を無線LANで共有できるようにする製品だ。2.4GHz帯のIEEE802.11b/g/nに準拠し、純正ACアダプタのUSBポートに差し込んで使用する。VAIO Pro 11/13は本体に有線LAN端子を備えていないため、有線LAN環境しかない場所で使うのに重宝するだろう。

 VGP-WAR100は実測でのサイズが39(幅)×33(奥行き)×27(高さ)ミリ、重量が27グラムだ。ACアダプタに接続した場合、実測での合計サイズは39(幅)×135(奥行き)×26(高さ)ミリ、総重量は268グラムだった。ACアダプタに装着したまま持ち運べるのは便利だ。

ACアダプタにはUSB充電機能があり、ここに接続して使える小型無線LANルータ(VGP-WAR100)をオプションで用意している。スティック型ACアダプタのような細長い形で、合体したまま持ち運ぶことが可能だ。側面には「WPS」ボタンも搭載する。無線LANの接続台数は5台以下が推奨されている

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