「FMV LIFEBOOK SH90/M」――Ultrabookと旧型モバイルPCの融合を目指した“欲張り”な13.3型ノート:注目PC徹底レビュー(4/4 ページ)

» 2014年01月22日 12時15分 公開
[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]
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まとめ:最新トレンドとクラシカルな装備の両立が魅力

 近頃はモバイルノートPCに光学ドライブが内蔵されることが珍しくなったが、数年前までは、HDDのほかに光学ドライブを内蔵したモバイルノートPCは「2スピンドルモバイルノートPC」と呼ばれ、着脱式ベイ構造の製品を含め、選択肢が豊富に存在していた。

 今はSSDの普及により、スピンドル(回転軸)という言葉自体がほとんど使われなくなったが、SH90/Mはその頃のモバイルノートPCのよさをそのまま受け継いでいる。モバイル・マルチベイによるフレキシブルな運用が可能なことに加えて、有線LANやアナログRGB出力を含む豊富なインタフェース、バッテリー交換やメモリ増設に対応したメンテナンスしやすい構造も魅力だ。

 そのうえで、SH90/Mは第4世代Core UシリーズやハイブリッドHDD、超高解像度のIGZO液晶など、中身の部分では最新トレンドを反映している。CPUの処理性能はもちろん、内蔵グラフィックスの性能は数年前とは段違い、ハイブリッドHDDも通常のHDDより快適で、2560×1440ドットの超高解像度液晶は感動的ですらある。Windows 8.1も過去のWindowsに比べて軽快に動作し、タッチ操作も心地よい。数年前の2スピンドルモバイルノートPCとは、比べものにならないユーザー体験が得られるはずだ。

 かつての2スピンドルノートPCの利便性、半導体や液晶の進歩による最先端の技術、これらをうまく両立していることがSH90/Mのアドバンテージだ。薄型軽量を追求した製品と比べると、やや地味なイメージはあるものの、着脱式ドライブなどのクラシカルな装備に魅力を感じるユーザーにとっては願ってもない製品に違いない。実売価格は2013年10月の発売当時に20万円強だったが、今では17万円台前半まで下がっており、買い得感も増している。

 なお、富士通の直販サイト「WEB MART」が取り扱う限定モデル「LIFEBOOK WS1/M」は、仕様のカスタマイズに対応し、最小構成で13万2676円(税込み/18%オフクーポン適用後)から購入できる。

 上位グレードのCore i7-4500U(1.8GHz/最大3GHz)をはじめ、最大10Gバイトメモリ、256GバイトSSD/最大1TバイトHDD、Blu-ray Discドライブ、Office Home and Business 2013の有無、64ビット版Windows 8.1 Proも選択可能だ。かなり柔軟なカスマイズが可能なので、こちらも併せて検討するとよいだろう。

富士通 FMV LIFEBOOK SH 富士通パソコンFMVの直販サイト富士通 WEB MART

スペック詳細:FMV LIFEBOOK SH90/M

CPU-Zの情報表示画面。Core i5-4200U(1.6GHz/最大2.6GHz)を搭載する(画像=左/中央)。TDP 15ワットのデュアルコアCPUでHyper-Threadingにより4スレッドの同時実行が可能だ。Turbo Boost 2.0に対応し、高負荷時には動作クロックが最大2.6GHzまで上昇する。3次キャッシュは3Mバイトだ。グラフィックス機能には、CPU内蔵のIntel HD Graphics 4400(DirectX 11.1対応、実行ユニットは20基)を用いる。メモリ容量は4Gバイトでデュアルチャンネルアクセスに対応する(画像=右)
デバイスマネージャの画面。500GバイトのハイブリッドHDDはSeagate「ST500LM000-1EJ162」、無線LANはQualcomm Atheros「AR946x」を搭載していた
FMV LIFEBOOK SH90/Mの主な仕様
製品名 FMV LIFEBOOK SH90/M
メーカー 富士通
OS 64ビット版Windows 8.1
本体サイズ(幅×高さ×厚さ) 約319×215×13.6〜19.8ミリ
重量(実測値) スーパーマルチドライブ装着時:約1.59キロ(1.54キロ)、モバイル・マルチベイカバー装着時:約1.48キロ(1.434キロ)
画面サイズ(液晶方式) 13.3型ワイドIGZO
アスペクト比 16:9
タッチパネル 静電容量式(10点マルチタッチ)
デジタイザ −
ディスプレイ解像度 2560×1440ドット(約221ppi)
CPU(コア数/スレッド数) Core i5-4200U(2/4)
動作周波数 1.6GHz/最大2.6GHz
チップセット CPU内蔵
vPro −
GPU CPU統合(HD Graphics 4400)
メモリ 4Gバイト(DDR3L 1600MHz/デュアルチャンネル)
メモリスロット(空きスロット数) オンボード+1スロット(0)
ストレージ(評価機実装) 500GバイトハイブリッドHDD(Seagate「ST500LM000-1EJ162」)
ストレージフォームファクタ 2.5インチ/7ミリ厚
ストレージ接続インタフェース Serial ATA 6Gbps
光学ドライブ DVDスーパーマルチ
無線LAN IEEE802.11a/b/g/n(Qualcomm Atheros AR946x)
Bluetooth Bluetooth 4.0+HS
NFC −
センサー −
有線LAN 1000BASE-T(Intel I218V)
ワイヤレスWAN −
キーボード 日本語JIS 86キー
キートップ仕様・形状 アイソレーション
キーピッチ 約19ミリ×18ミリ
キーストローク 約1.0ミリ
キーボードバックライト −
ポインティングデバイス フラットポイント
主なインタフェース USB 3.0×3(1基は電源オフチャージ対応)、アナログRGB出力、HDMI出力、有線LAN、ヘッドフォン/マイクコンボ(3.5ミリ)、DC入力(丸形)、Webカメラ(イン約92万画素)
メモリカードスロット SDメモリーカード(SDXC対応)
SIMカードスロット −
その他カードスロット −
スピーカー(音質補正ソフトウェア) ステレオ(DTS UltraPC II Plus)
マイク デュアル
指紋センサー スライド式
セキュリティデバイス −
セキュリティロックポート 搭載
バッテリー動作時間 約21.1時間
バッテリー仕様 77ワットアワー
ACアダプタ実測サイズ(幅×奥行き×高さ) ※プラグ含まず 32×135×28ミリ
ACアダプタ実測重量(本体のみ/ケーブル込み) 189グラム/238グラム
ACアダプタ出力仕様 19ボルト/3.42アンペア
ACアダプタ対応電圧 100〜240ボルト(50/60Hz)
DC端子形状 丸形
プラグケーブル端子形状(ACアダプタ側) 2ピンメガネ型
防水/防滴 −
カラーバリエーション スパークリングブラック、アーバンホワイト
オフィススイート Microsoft Office Home and Business 2013
価格 オープン(実売価格17万円台前半)
発売日 2013年10月18日

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