2014年は「もっとビッグに、ベターに、大胆に」ーーソニーモバイル鈴木社長がモバイルとウェアラブルを語るMobile World Congress 2014(1/2 ページ)

» 2014年02月25日 12時25分 公開
[末岡洋子,ITmedia]

 ソニーモバイルが2月24日(現地時間)、スペイン・バルセロナの「Mobile World Congress 2014」で最新のフラッグシップスマートフォン「Xperia Z2」、最新のタブレット「Xperia Tablet Z2」、それにミッドレンジスマートフォン「Xperia M2」を発表した。「ディテールが違いを生む」と同社代表取締役社長兼CEOの鈴木国正氏はソニーのこだわりを表現した。

ディテールへのこだわりを結集させた最新フラッグシップ「Xperia Z2」

photo 「Xperia Z2」を発表する鈴木氏

 20分のスピーチを行った鈴木氏はまず、「2013年のMobile World Congressでは、2013年をブレークスルーの年にすると約束した」と切り出す。2013年はフラッグシップの「Xperia Z」を年始に発表、そしてIFAでは「Xperia Z1」を発表し、勢いを持続してきた。ZシリーズではZ Ultra、Z1 Compactなどのバリエーションも投入している。タブレットは「Xperia Tablet Z」も発表した。「本当の意味で“Best of Sony”だ」と鈴木氏は成果に胸を張り、「(ブレークスルーの年にするという)約束を果たしたと思っている」と述べた。

 では2014年の目標はどこにあるのか――。「もっとビッグに、ベターに、もっと大胆に」、これをあらゆる点で実現していくという。そのスタートとして、この日はモバイルとウェアラブルの2つの分野について話した。

 モバイルでは、「最高のカメラ、最高のサウンド、最高の画面を組み合わせた素晴らしいデザインの端末で、スマホを再定義してきた」と鈴木氏。そして最新のフラッグシップ「Xperia Z2」を発表した。

 Z2を紹介するにあたって鈴木氏は「ディテールが違いを生む」と述べ、細かなこだわりを強調した。その例として、端末のサイズはそのままに、画面サイズを5.2インチに拡大したこと、新しいコンテンツディスカバリーUIの搭載などを挙げる。ボディはシームレスなアルミニウムフレーム、ディスプレイは「トリルミナスディスプレイ for mobile」採用のフルHD液晶で、「Live Color LED」技術により鮮やかな発色が可能だという。

 Z2では、Xperiaのテーマである「Watch(見る)、Listen(聞く)、Create(想像する)、Play(遊ぶ)」のそれぞれで、これまでにない最高の体験を提供するという。例えば有効約2070万画素の「Exmor RS for mobile」を搭載したカメラでは、4K動画の撮影が可能になり、「ソニーの最新のハンディカム技術を統合した」と鈴木氏は述べる。「ソニーは4Kに投資している。ハードウェア、コンテンツの両方で完全な4Kエクスペリエンスを提供できるのは我々だけだ。Xperiaもこれに加わる」と述べ、Xperia Z2で撮影した4K動画を4Kテレビで再生してみせた。

photo Xperia Z2で撮影した4K動画を4K TVで再生

 このほか、「イメージング体験を強化する」として、スマートソーシャルカメラアプリも紹介した。Z2では、Z1で新たに採用したアプリに加えて、最大毎秒120フレームの動画を撮影できる「Timeshift Video」、ビデオ向けのエフェクト「Creative Effect」、ソニーのAR(拡張現実)技術を動画に応用した「AR Effect」の最新版など、4種類のアプリが加わる。

photophoto Xperia Z2では新たに4種類のアプリが加わる(写真=左)。AR Effectが動画でも可能になる。ステージでは鈴木社長自らデモ(写真=右)

 さらに、2008年に商品化したデジタルノイズキャンセリング技術をXperiaに取り込む。Z2では専用のスマートコンパクト・ヘッドセットを利用すると、98%のノイズリダクションを実現するという。「典型的な日常利用向けのアプリケーションだ」と鈴木氏は述べ、「細かなディテールへのこだわりが利便性や体験を改善する」というソニーのアプローチを強調した。

薄さと軽さにこだわった「Xperia Z2 Tablet」

photo 8インチ以上のデバイスでは世界最薄、最軽量を実現した「Xperia Tablet Z2」

 「Xperia Tablet Z2」は「Xperia Z Tablet」の後継タブレット。10.1インチのワイドUXGA(1920×1200ピクセル)ディスプレイを搭載し、2.3GHz動作のクアッドコアCPUのSnapdragonを土台とする。「このサイズでは世界で最も薄く、軽量」とアピールする。8メガピクセルのカメラを搭載し、バッテリーは6000mAh。

 Z2とZ2 Tabletの限定コンテンツとして、音楽サブスクリプションサービス「Music Unlimited」、動画オンデマンドサービス「Video Unlimited」の90日間無料トライアルなどを用意するほか、「PlayStation App」もプリインストールする。「PlayStation Mobile Game」から数タイトルを利用可能にする予定とこのと。

 これら2機種に加え、ミッドレンジの「Xperia M2」も発表した。Xperiaユーザーの裾野を広げるものとなり、「大きな画面を持ち、この価格帯では最高のバリューを提供する」と鈴木氏は位置づけを語った。

 Xperia Z2とXperia Z2 Tablet3月に、Xperia M2は4月に世界各国で発売する。Xperiaの3製品を紹介しながら、「人々を“WOW”させる(驚かせる)、One Sonyを体現する製品」と鈴木氏は語った。

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