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» 2014年11月18日 15時00分 公開

EIZO、DCI 4K対応の31.1型“4096×2160”カラマネ液晶「ColorEdge CG318-4K」価格は54万円(税込)

EIZOのカラーマネジメント液晶ディスプレイ「ColorEdge」に待望の4Kモデルが登場。PC用4Kディスプレイで主流の3840×2160ピクセル(UHD 4K)ではなく、4096×2160ピクセル(DCI 4K)に対応し、映像制作に最適化したハイエンドモデルだ。

[前橋豪ITmedia]

DCI-Pカバー率98%、Adobe RGBカバー率99%のハイエンド4Kモデル

 EIZOは11月18日、DCI 4Kに対応する31.1型カラーマネジメント液晶ディスプレイ「ColorEdge CG318-4K」を発表した。2015年3月20日に発売する。価格はオープン、同社直販EIZOダイレクトでの販売価格は54万円(税込)だ。保証期間は5年間(使用時間3万時間以内)。

31.1型カラーマネジメント液晶ディスプレイ「ColorEdge CG318-4K」

 テレビ放送や映画など映像制作市場向けの31.1型ワイド液晶ディスプレイ。PC用の4Kディスプレイは、フルHDの1920×1080ピクセルと比較して、4倍の画素数となる3840×2160ピクセル(UHD 4K)が主流だが、ColorEdge CG318-4Kは米国のデジタルシネマ規格(DCI規格)に準拠した4096×2160ピクセルの解像度を採用した。この解像度は映写機で使われる2048×1080ピクセルの縦横2倍となっている。

PC用の4Kディスプレイでよく使われる3840×2160ピクセル(UHD 4K)を上回る4096×2160ピクセル(DCI 4K)表示に対応する

 画面サイズは31.1型(可視域対角78.9センチ)、表示面積は697.958(横)×368.064(縦)ミリ、画素ピッチは0.1704×0.1704ミリ、画素密度は149ppi(pixels per inch:1インチあたりのピクセル数)だ。この大画面・高精細表示により、4K映像のプレビューをはじめ、4K撮影ソースのフォーカス確認がしやすく、タイムラインを広く表示した状態でフルHD映像のドットバイドット編集作業も行える。

 デジタルシネマ向けのDCI-P3色域を98%カバーする広色域、DCI規格に準拠した高コントラスト比(1500:1)も確保している。カラーモードには広色域映像のRec.2020色域も用意されており、ColorEdge CG318-4Kの色域で最大限再現可能だ(Rec.2020色域のカバー率は厳密には非公開ながら80%程度という)。その他の放送規格として、Rec.709、EBU、SMPTE-Cの色域は100%カバーする。

 ColorEdge CG318-4Kは映像制作のみならず、大画面・高精細表示を生かせるデジタルフォト市場や新聞印刷市場も想定しており、Adobe RGBの色域も99%カバーする。

ColorEdge CG318-4Kの色域。映像制作に関する規格との比較(写真=左)。Adobe RGBやsRGBとの比較(写真=右)
4K動画編集の利用イメージ
写真編集(Lightroom)の利用イメージ

 同社のColorEdgeシリーズでおなじみの厳密な色管理機能も継承。画面上部にキャリブレーションセンサーを内蔵し、専用ソフトウェアのColorNavigator 6/ColorNavigator NXを使うことで、特定の色域や基準となるデバイスに合わせて高精度な表示調整が可能だ。キャリブレーション後の色管理は内蔵センサーが定期的に自動実行するほか、ネットワーク経由で遠隔地含めて複数台のColorEdgeを一元管理できるソリューション「ColorNavigator Network」もサポートする。

 ColorNavigator 6/ColorNavigator NXは内蔵キャリブレーションセンサーに加えて、映像制作業界で用いられるPhoto Researchの「PR-655」「PR-680」、Klein Instrumentsの「K10」といった外付けセンサーにも対応。コレレーション機能を使えば、これらのセンサーの特性を内蔵キャリブレーションセンサーに反映し、外付けセンサーで定期的にキャリブレーションし直さなくても、内蔵センサーのみで表示を維持、管理できる。

画面上部にキャリブレーションセンサーを内蔵しており、その部分のみ正面のフレームが少し盛り上がっている(写真=左)。暗所でも確認しやすいLEDライト付きの操作ボタンを搭載(写真=右)

 また、表示均一性を保つ独自の「デジタルユニフォミティ補正回路」、電源を入れてから過去最短の3分(CG277/CG247は7分)で輝度、色度、階調特性が安定する機能、特定の表示色をRGB立体上で個別に調整できる「3D-LUT」(ソフトウェアエミュレーション機能で映画フィルムの特性ファイルを適用した表示も可能)、10ビット入力による最大約10億7374万色表示(対応するGPUとソフトウェアが必要)、画面のちらつきが起こりにくい調光方式も盛り込んでいる。工場で1台ごとにRGB各色全階調を調整して出荷される。

 映像入力端子は、ケーブル1本でDCI 4K/60p表示が可能なDisplayPort 1.2を2系統、DCI 4K/30pまでの表示となるHDMIを2系統搭載。USB 3.0ハブ機能も備えており、側面にダウンストリーム3ポート(うち1基はスマートフォンなどの充電に対応)、背面にアップストリーム1ポートを配置する。製品にはDisplayPortケーブル、Mini DisplayPortとDisplayPortの変換ケーブル、HDMIケーブル、USBケーブル、遮光フードなどが付属する。

 液晶パネルは表面ノングレア仕様のIPSを採用。輝度は350カンデラ/平方メートル(キャリブレーション推奨輝度は120カンデラ/平方メートル以下)、コントラスト比は1500:1、視野角は上下/左右で各178度、応答速度(中間階調域)は9ms、表示色は約10億7374万色(10ビット対応/約278兆色中/16ビットLUT)だ。

 ボディデザインも一新。背面に持ち運び用のハンドルを搭載し、支柱も含めて薄型設計としている。本体サイズは735(幅)×245(奥行き)×434〜583(奥行き)ミリ。スタンドの調整機構は上35度/下5度のチルト、左右で計344度のスイベル、149ミリ範囲の昇降調整に対応する。

 なお、同製品は2014年11月19日に幕張メッセで開催される国際放送機器展「Inter BEE 2014」のEIZOブース(HALL4 小間No.4304)にていち早く展示される。

背面は大きなEIZOロゴとハンドルが設けられている(写真=左)。左側面にUSB 3.0ハブのダウンストリームポートを3基搭載する(写真=右)
映像入力はDisplay PortとHDMIが2系統ずつで、USB 3.0ハブのアップストリームポートも1基用意している(写真=左)。電源は本体に内蔵し、主電源スイッチも備えている(写真=右)
可動範囲の広いスタンドを採用

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