日本人よ、もっと「CES」に参加しよう──日本におけるCESの“意外”な効果なぜ、日本からGoProが出なかったのか?(2/2 ページ)

» 2015年02月19日 00時00分 公開
[長浜和也,ITmedia]
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日本のスタートアップが集結

 CES Unveiled Toyoでは、講演とパネルディスカッションの終了後に、展示エリアをオープンした。展示参加は、主に日本で事業展開を予定している企業が中心で、CES Unveiled Tokyoに合わせて製品を発表した企業もあった。

 ANKERは、モバイルバッテリーや、USB充電ユニットで日本でも人気のあるメーカーだ。展示ブースでは、iPad miniやiPad Airのカバー兼用キーボードユニットも展示していた。ユニットに設けた溝にタブレット本体を置いて使うタイプで、類似の製品は多数あるが、ANKERでは、キーのタイプ感を向上させるために、独自のキートップを組み込んでいるという。

USB充電器で人気のANKERがブースを出していた

iPad miniとiPad Air用キーボードユニットでは、タイプ感をよくするために、独自でキートップユニットを用意している

 アクアビットスパイラルズは、CES Unveiled Tokyoに合わせて出荷を開始した「Smart Plate」を展示していた。Smart Plateは、NFCタグとQRコードを用意したカードで、カードをNFC対応モバイルデバイス、または、QRコードを読み込むことで、Webブラウザが起動して、ユーザーが設定したWebページ、ネットワークサービス、データファイルにアクセスできる。

 アクアビットスパイラルズでは、ユーザーが定期的に利用するネットワークサービスへのアクセスがワンアクションでできること以外に、小規模店舗などで、簡単にショップ情報にアクセスできるポスターやPOPを利用可能なことを訴求している。

カードをかざすだけで、特定サービスやデータに誘導できるSmart Plate。展示では、スカイツリーまでの経路を表示するサービスに誘導していた

 アプリックスIPホールディングスは、Bluetooth Low Energyモジュールを実装した照明と、Beacon対応家電のコンセプトモデルを展示した。Bluetooth Low Energyモジュールを実装した照明では、iOSデバイスからSiriを使った音声制御で点灯と消灯ができるほか、Beacon対応家電では、家電のステータスをスマートフォンに転送して表示したり、スマートフォンへの着信を通知するために、扇風機の回転数を下げたりアロマフューザーの照明色を変えたりする機能を実演していた。

Bluetooth Low Energyモジュールを実装した照明では、Siriを使った音声制御で点灯と消灯ができる

LINEの着信で緑色に点灯するBeacon対応アロマフューザー。アプリケーション、送信先ごとに色を設定できる

 シュアールは、Skypeのビデオ通話を使った手話通訳システムを展示していた。シュアールのシステムでは、コールセンターに接続すると常駐する手話通訳者とビデオ通話機能を介して翻訳サービスを利用できる。利用できるのは、年中無休で時間は9時から17時まで。コールセンターは、現在川崎と福岡に設置している。これは、大災害が発生したときのバックアップとして機能するためだ。通訳者は8名を確保している。数が限られるため、現在は、行政機関や駅など公共性の高い場所に専用端末を設置している。

コールセンターに常駐する手話翻訳者とビデオ通話で会話できる。手話翻訳者は、会話の守秘義務を有する手話通訳士が所属している

 インテルクリニックは、アイマスク型の睡眠サポートデバイス「nemuroOn」を展示していた。出荷開始予定は2015年第3四半期だ。センサーで取得した脳波や心拍数、体温、姿勢の変化などから、ユーザーの睡眠状況を取得し、その結果からより望ましい休息感を与えるために内蔵するLEDを使ったライトセラピーを行う。睡眠状況の記録は接続したAndroiodデバイス、または、iOSデバイスに保存可能だ。

アイマスク型の睡眠サポートデバイス「nemuroOn」

内部にセンサーを用意して脳波や心拍数、体温、姿勢の変化を取得し、睡眠の状況に合わせてLEDによるライトセラピーを行う。システムユニットは取り外し可能で、アイマスク部は洗濯できる

 イナゴでは、普通の話し言葉を使って検索を行う「ゴール共有型会話技術」の実演を行っていた。この技術では、イナゴが独自に開発した文脈把握や自然言語理解といった音声会話認識技術と、イナゴが連携している地域情報サービスを利用して、ユーザーの質問からキーワード単語を正確に把握し、文脈から適切な返事と絞り込みのために必要な検索キーワードを得るための質問をユーザーにすることが可能だ。

 イナゴが開発した独自音声会話技術は、すでに、NECパーソナルコンピュータのLaVieシリーズや富士通のタブレット、クラリオンのカーナビゲーションシステムに導入している。

CES Unveiled Tokyoで唯一の被り物を動員したイナゴのブース

自然な会話でユーザーが知りたい情報に絞り込んでいくこともできる「ゴール共有型会話技術」

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