Maker Faire Tokyo 2015で今回もEdison推しだったインテル「i4004」を動かす試みも(3/3 ページ)

» 2015年08月11日 17時00分 公開
[小林哲雄ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

最古のCPU「i4004」はなかなかの曲者だった

 科学技術館では「ムーアの法則50周年」記念展示を行っており、そこでは、インテル最初のCPU「i4004」を展示しているが、その、i4004実装ボードを入手し、解析して動作仕様と挑戦しているZOB.clubが、MFT2015 に参加していた。

 残念ながら動作は間に合わなかったということだが、解析していった結果分かったのが、動作に-15Vを使う(昔のOPAMPですかい! )、二相の変則クロックを必要とする、アドレスバスがない、CPU命令の一部はCPUが動作するのではなくRAM側に制御が移って結果が反映する、などなど、i4004はかなりの曲者だったらしい。

ZOB.clubは世界初のマイクロプロセッサを再度動かそうというプロジェクトを進めている

今回はまだ動作しておらず、ボード展示と動作までのハードルを紹介していた

このIntelロゴといい、マスキングテープを手張りしましたみたいなアートワークといい、おじさんたちを泣かせます

どうしてこんな設計に? といいたくなる説明

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

最新トピックスPR

過去記事カレンダー