華やかな話題が多かった2015年のAppleを振り返る今年もたくさん買いました(2/2 ページ)

» 2015年12月28日 09時30分 公開
[らいらITmedia]
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満足度ツートップは「3D Touch」と「Apple Music」!

 2015年は、個人的に「ワクワクをありがとう」賞を授与したい、満足度の高い新技術・新サービスに2つも出会いました。

 1つはディスプレイに加える圧力を感知する「3D Touch」です。筆者は9月のスペシャルイベントで一足先に3D Touchを体感したものの、最初は正直なところピンときていませんでした。

帰りの飛行機で隣になったスマホ・ケータイジャーナリストの石川温氏に、「3D Touchってそんなにすごいんですかー?」と呑気に聞いていた2015年秋

 しかし先輩ライター方々が、「この技術はすごい」「ハードとソフト両方を開発するAppleならでは」「他社はしばらくは追いつけないはず」と絶賛。その後iPhone 6sを使い込んでいくにつれ、技術力の高さ、さらには機能性や使いやすさを実感した次第です。

 3D Touchには、プレビューウインドウが表示される「Peek&Pop」や、ホーム画面のアイコンをプレスする「クイックアクション」などさまざまな用途があります。個人的に使用頻度が高いのは、キーボード上でプレスしてカーソル位置を移動させる操作です。

キーボード上で画面を軽くプレスし、指をスライドするとカーソル一度移動できる。さらに画面をもう一押しすると範囲選択も可能

 また他社製アプリも続々と3D Touchに対応してきており、利用シーンは広がるばかり。画像共有アプリ「Instagram」では、画像をプレスしてプレビュー画面を上にスワイプすれば、サクサクと「いいね!」ができて実に快適です。

どのアプリでどんなアクションができるか探してみるのも楽しい

 最近はiPhone 6やiPad Air、iPad Proなど、3D Touch非対応のiOSデバイスでもついつい画面をプレスし、「そういえば使えないんだった!」とハッとする始末。ただ説明されないと気づきにくい機能でもあるので、AirDropのように「知る人ぞ知る便利機能」で落ち着いてしまわないかという余計な心配もしています。

 「ワクワクをありがとう」賞、もう1つは定額制音楽配信サービス「Apple Music」です。7月1日(日本時間)のサービスイン当初は、邦楽の配信数の少なさが気になったものの、10月にはソニー・ミュージックやビクターエンタテインメントの楽曲が追加され、邦楽のラインアップが強化されました。

12月24日からはApple Musicでビートルズの楽曲のストリーミング配信がスタート。Apple Music以外の複数の定額制音楽配信サービスでも視聴できるようになっている

 筆者が無料トライアル後も月額980円で利用を続けている理由は、専門エディターによるプレイリストに惚れ込んでいるからです。競合サービスではなかなか見ないような切り口による曲選びは、音楽好きにはたまりません。

「クリスマスポップ」のような定番ソングのプレイリストから、「甘くてスタイリッシュなディナーミュージック」「おこたでぬくぬくJ-ロック」まで、エディターによるプレイリスト芸が楽しめる

 また使い勝手のよさも使い続けている理由の一つです。前述のApple TVやApple Watchとの連係、iTunesで購入した曲と一緒に再生できるメリットは純正アプリならでは。快適な視聴環境のおかげで、毎日Apple Musicで音楽を楽しめています。

ただこれまでリッピングしたCDもすべてiCloudミュージックライブラリにアップしてしまったため、いよいよ取り囲まれてしまった感はある

2016年はどうなる? 4型「iPhone 6c」、Apple Car、Apple Payのウワサ

 2016年はどんな製品やサービスが登場するでしょうか? 現在ウワサになっているのは、4型ディスプレイの「iPhone 6c」(仮称)や第2世代のApple Watchです。複数の海外メディアなどは来年春の発表を予想しています。

iPhone 5cの後継機は出るのか?

 いつ日本に決済システム「Apple Pay」が上陸するのかも気になるところ。Appleは18日、中国銀聯と提携し、2016年の早い時期にApple Payの提供を始めることを発表しました。アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアに続き、5カ国目の対応地域となります。中国に続き日本でもApple Payが使える日は来るのでしょうか。

 2016年もAppleユーザーのみなさまにとって素晴らしい1年でありますように! Apple製品とともに、よい年末年始をお過ごしくださいませ。

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