冷却パーツはクーラーマスターの新製品が目立っていた。簡易水冷では、2層ヘッドで冷水と温水を分離させたデュアルチャンバーヘッドを採用した「MasterLiquid Pro」シリーズが登場。ラジエーター部に12cmファンを2基搭載する240mmタイプが1万8000円強、12cmファン1基の120mmタイプが1万7000円弱。
TSUKUMO eX.は「クーラーマスターは水冷キットの定番ですし、普通に人気を引き継ぎそうですね。価格差が薄いのと、最近のケースのサイズ感を考えたら、売れ筋は240mmタイプになると思います」と推測していた。
それ以上に注目を集めていたのは汎用ファン「MasterFan Pro」シリーズだ。起こす風の種類によってラインアップを分けており、2000円強の12cm型は「バランス重視」「風量重視」「風圧重視」の3タイプが選べる。14cm型は「風量重視」「風圧重視」の2タイプがあり、いずれも2400円弱で買える。
バランス重視タイプは細めの9枚羽根を、風量重視タイプは直線的な細い7枚羽根を、風圧重視タイプは太くカーブした5枚羽根でデザインされている。
パソコンSHOPアークは「汎用ファンは風量や光の色でバリエーションを作るのが主流ですが、風の性質で分類するのは画期的ですね。水冷用ならバランス重視型、大型ケースの空調用なら風量重視、小型ケース向けなら風圧重視と用途によって選びやすいのが魅力です」と評価していた。
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