米Twitterのジャック・ドーシーCEOが来日したので、Twitterの日本オフィスにインタビューをしにうかがいました。その内容は後日、別の記者がITmedia NEWSで記事を公開する予定です。私はドーシーさんのファンなので、くっついていった次第です。
11月19日の誕生日で41歳になるドーシーさんはTwitterの共同創業者で、創業の2006年から2008年の間にCEOを務め、2015年から再びCEOに返り咲いています。現在はSquareのCEOも務めており、今回の来日は両方のサービスの日本での状況を見たり、ユーザーの意見を聞いたりするのが目的とのこと。
インタビューでは、気になるTwitterアカウントの凍結問題や、トランプ大統領のアカウントが一時削除された事件についてなど、いろいろ質問できました。
アカウントの削除については、退社前の従業員のしわざだったというTwitterの発表で、「そんなことを中の人が簡単にできちゃうのが問題」と話題になりましたが、もちろん誰でも簡単にできるのではなく、この従業員がシステムの抜け穴を悪用して本人になりすまして削除したことが判明したそうです。この抜け穴はその後ふさぎました。
「トランプ大統領のアカウントを凍結すべきだという意見もありますが」という聞きにくい質問もしてみました。ドーシーさんは嫌な顔もせずに公式見解を説明。「もし、トランプ大統領が“Crooked Hillary(悪徳ヒラリーというような意味)”とツイートすることについて、ヒラリー・クリントン氏が苦情を言ってきたらどうしますか?」と食い下がると、ヒラリーさんから今のところ苦情は来ておらず、来たらちゃんと検討するが、今のところトランプ大統領はTwitterの規約に違反してはいないというお返事でした。
そんなお話をしている間も、気になるのはドーシーさんの手元のiPhoneや右腕のApple Watch。多分「iPhone X」だよなぁと思いながら、画面がオフになっていると「画面上部の切り欠き」も見えないのでちょっと自信がありません。
インタビューの最後にたまりかねて「それ、iPhone Xですか?」と聞いたら、それまでで1番明るい笑顔で「そうだよ」とこちらに見せてくれました。
そこからガジェットの話になって、「仕事ではiPhone以外にどんなツールを使っているんですか?」と尋ねると、「iPhoneだけ」というお返事。「ノートPCは?」という質問には「使っていない」、「iPadは?」という質問には「使わない」という回答でした。
iPhoneでの文字入力は親指タイピングか音声なんだそうです。iPhoneのいいところは1度に1つのことに集中できるところだそうで、「メールも電話も翻訳もみんなこれ1つだよ」とちょっと得意そう。
ついでに「スマートスピーカーは持っていないんですか?」と聞いてみたら、「あまり関心がない」とのこと。iPhoneがあればいいそうです。もう少し食い下がって、「AppleがARKit搭載メガネを出したらどうします?」という質問をしたら「今は使い道を思い付かないけど、使ってみるかも」だそうです。
静かな声でちょっともごもごと誠実に質問に答えてくれるドーシーさん、ガジェット話が一番楽しそうでした。
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