もう1つのオプションであるモーションセンサーは、本製品の前を誰かが横切るなど、動きを検知した時に、指定のアクションが起こせるようになる。
例えば本製品を玄関に設置しておくと、家族が外出/帰宅したり、他の第三者が侵入したりした時に、スマホで通知を受信できるようになる。ネットワークカメラを導入するほどではないが、防犯に役立つ何らかのソリューションが必要な場合にぴったりだ。

今回はシンプルに、モーションの「検知」を実行条件に指定する(画面=左)。これとは逆に、モーションを一定時間検知しなかったことを指定することも可能だ。続いて実行条件を受けて行うアクションを指定する。今回は「メッセージ」を選択した(画面=右)
どんなメッセージを送信するかを入力する。今回は「誰かが通りました」と入力(画面=左)。これで、モーションセンサーが何らかの動きを検知した時に、Alexaアプリに「誰かが通りました」と通知する定型アクションが完成した(画面=右)このモーション検知は定型アクションとの連動も可能なので、さらにここにスマートリモコンを組み合わせることにより、外出先から帰宅してモーションが検知された瞬間に自宅内の照明や空調機器、テレビなどの電源を一斉にオンにするといった使い方も可能だ。
トリガーとしては動きを検知した場合だけでなく、動きを一定時間検知しなかった場合も指定できる。この種のモーションセンサーでは、あまりにも通知が多すぎて使わなくなってしまうケースもしばしばだが、試した限りでは1分に1回が最大のようなので、煩わしく感じることも少ないだろう。
ちなみに、モーションセンサーの検知範囲は変更できないが、本体と分離できることを生かし、USB延長ケーブルで都合のいい位置まで引き出したり、周囲を障害物で覆ってピンポイントで反応するようにしたりと、やりようはいくらでもある。定型アクションとの組み合わせパターンも含めて、かなり工夫のしがいがある製品と言えるだろう。
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